(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2024年4月19日
4月14日 第614回放送
シチリアの村の映画館を舞台に映写技師と少年の交流を描いた『ニュー・シネマ・パラ
ダイス』は映画史に残る名作ですが、リスナーのO・Sさんは「自身の若い頃の記憶と
重ねて最も感動的な作品」と挙げ、映画や本の紹介を楽しみにしていると頂きました。
同様の投稿に意を強くして、今週は『ボクたちおススメの映画特集』をお届けします。
◆アメリカ映画『ブルックリンでオペラを』は、人生には予期せぬことが起こるという
物語。精神科医のパトリシアと作曲家のスティーブンは共にどう生きるか悩んでいる。
そんな二人の前に現れた天衣無縫の女性船長との出会いから生まれる想定外の出来事で
夫婦の人生を劇的に変えてゆく。さらに愛息のため彼女たちが決行した大胆な謀議は?
◆1953年生まれの村上さんが同年公開の小津安二郎監督『東京物語』を紹介する。
映画批評家によるオールタイム・ベストに何度も選出された映画史上に残る名作です。
地方から老夫婦が上京し、成人した子供たちの家を訪ねる。はじめは歓迎する子供たち
も、やがて厄介払いをする。その中で戦死した次男の嫁だけは老夫婦の相手をして狭い
アパートに泊めて一緒に東京見物をする。小津監督が「戦後の日本における家族生活の
崩壊を描いた」と語るこの作品は、人間の孤独感、死生観といったテーマも取り込み、
味わい深い作品。家族崩壊を70年前に描いた「平凡を装いながら非凡な作品」です。
◆『プリシラ』は世界的スターのエルヴィス・プレスリーと14歳で恋に落ちたプリシ
ラ・プレスリーの若かりし頃を描いた映画で、プリシラの回想録『私のエルヴィス』を
もとに、ソフィア・コッポラ監督がスターの孤独スターの妻の孤独を描いた作品です。
◆5月末公開予定の『お終活再春!人生ラプソディ』は、青春時代の夢に挑戦する話。
日曜はがんばらない : 11:24
2024年4月12日
4月7日 第613回放送
アフリカ東部の「エチオピア」はアフリカ最古の独立国で、およそ三千年の歴史があり
80以上の民族が共存している多民族国家です。紛争と飢餓、発展途上国特有の諸問題
を抱えていますが、そのエチオピアで起業した鮫島弘子さんをゲストに迎え鼎談です。
弘子さんは渋沢栄一の玄孫で鮫島純子さんの孫。自分の利益、目先の利益だけでは人は
幸せになれないという「利他の精神」を聞かされて育ちました。大学卒業後に国内メー
カーでデザイナーとして働くうちに安価な製品を短いサイクルで大量生産、大量廃棄す
ることに疑問を感じて3年で退社。2002年から2年間JICAの青年海外協力隊員
としてアフリカに派遣されて、エチオピアやガーナでファッションやデザインに関する
複数のプロジェクトに携わり帰国。外資系ラグジュアリーブランドのマーケティングを
担当してさらに知見を広めて、2012年「アンドゥアメット」を設立。世界最高峰の
羊革「エチオピアシープスキン」を贅沢に使用したラグジュアリーなレザー製品の製造
販売を開始しました。従来の発展途上国での物作りは、品質よりコスト優先と考えられ
がちですがその常識を覆して「良い材料を使い、高い技術力で、買った人が一生愛せる
バッグを、ここアフリカで作れることを実証したい」と考え、社名のアンドゥアメット
は現地のアムハラ語で「1年・ひととせ」という意味で「かけがえのない時間の積み重
ねに寄り添うようなバッグを作りたいという思いを込めた」といいます。革でつくると
化学繊維とは異なり年を重ねるごとに、使い込むほどに味が出て愛着が湧いてきます。
創業当初から、原料の調達から製品づくり、販売後のアフターフォローまで関わる工程
全てにおいて「エシカル・サステナブル」にこだわりアフリカと日本を繋いでいます。
日曜はがんばらない : 10:12
2024年4月 5日
3月31日 第612回放送
72歳のリスナーさんから「50代で心の病と関節リュウマチを患いましたが、今では
完解して普通の生活を穏やかに過ごせています。これもひとえに共に話せるお医者様に
出会えた結果。またこの番組は自己肯定に繋がり、生きるエネルギーが湧いてきます」
といただきました。番組からは「心の処方箋」となるような談話をお届けしています。
「筋トレ」は筋力をアップするだけでなく、筋肉が収縮する度に脳を刺激する物質を分
泌して脳へ働きかけるので「心の健康」にもいい影響を与えることが分かっています。
筋トレが脳にもたらす効果として「認知機能の向上」はよく知られています。それでも
「運動は続かない」という人が多いのも事実なので、鎌田さんは毎日楽しくできるよう
1日1つの「筋トレ」を日替わりでひと月分「30種類の筋トレ」を写真付で解説した
【鎌田實のまいにち健脳 日めくりカレンダー】を考案し二見書房から出版しました。
例えば、1日目の『腕ちょい開き抱きしめ呼吸』は、交感神経を刺激して前向きになり
深い胸式呼吸をすることでやる気が出ます。まず、腕を開いて3秒で息を吸う。続いて
7秒かけて息を吐く。これを10回繰り返します。18日目『ギョロ目体操』は認知症
リスクを下げます。顔を動かさないように顎を押さえて正面を向きます。そして、目を
大きく見開いて①目だけ上を向く②目だけ下を向く③目だけ左を向く④目だけ右を向く
...これらをそれぞれ5秒静止します。眼の筋肉や神経を若返らせ、かすみ目や肩こりに
も効くことが期待できます。20日目は、深い呼吸で代謝も上がる『脇腹リリース』。
①手のひらを天井に向けて立つ②腰をスライドさせて脇を伸ばし、右に上半身を倒す。
③伸ばしたほうの肩を後ろに5回ひねる。続いて左側で実施します。お試しください。
日曜はがんばらない : 11:11
2024年3月29日
3月24日 第611回放送
65歳のリスナーさんから「市の『物忘れ検診』に行き、結果は問題なし。更に詳しく
調べるなら『MCI血液検査』もあるということですが今回は止めました」との投稿。
鎌田さん「軽度認知障害のリスクを採血で未然に調べる検査ですが、保険適用外なので
必要性がなかったら受けなくてもいい」と回答。今回は『お便りと音楽の特集』です。
◆日曜日の朝のルーティンはこの番組を聴くことからというが千葉市の50代の女性。
「個人的に、悲しい事や、思ったようにいかない時には、漫画家のみうらじゅんさんの
言葉『そこがいいんじゃない』を思い出すようにしている。ネガティブな状態から陽転
思考です。ケルティック・ウーマンの『ユー・レイズ・ミー・アップ』をリクエスト。
◆葛飾区の60代の男性。深夜放送世代で吉田拓郎や井上陽水を10代で浴びました。
ギターを抱えて街を歩いたこともあるので、彼らの歌とも思いましたが、十代のころに
胸を射たれたメッセージ・ソング「五つの赤い風船」の『遠い世界に』をリクエスト。
◆府中市の60代の女性。3月末でキャンディーの『チェルシー』の販売が終了と聞き
50年前の中学時代を思い出しました。シモンズの『チェルシーの唄』をリクエスト。
◆新宿区の60代の男性。映画『ノッティングヒルの恋人』からエルヴィス・コステロ
の『She』をリクエスト。ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントが主演したロマン
ティック・コメディです。映画人気と共にコステロの歌う主題歌も大ヒットしました。
◆宇都宮市の70代の男性。あいみょんの『マリーゴールド』に元気をもらっていると
リクエスト。シンガーソングライター・あいみょんの名を一躍、全国に広めた代表曲。
鎌田さんも音楽リストに入れて聴いているというほど同曲は幅広く支持されています。
日曜はがんばらない : 13:56