暴力団排除条例で大きく変わった、新宿・歌舞伎町の現在

暴力団排除条例で大きく変わった、新宿・歌舞伎町の現在

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、6月18日の放送にニュースサイト「TABLO」編集長の久田将義が出演。5月に発売した著書『教養としての新宿・歌舞伎町』にちなみ、昔と現在の新宿・歌舞伎町に関して語った。

青木理「久田将義くんと僕はもう30年ぐらいの付き合いで。彼が編集者で僕が書き手として、原稿のやりとりもしていた。もっと言うと、飲み友達(笑)。『久田くん』『久ちゃん』『久田ー!』と呼ぶような関係です」

大竹まこと「久田さんから見て青木理という男は?」

久田将義「青木さんの共同通信時代からお話をしていました。通信社の場合は、取材しても書く文章の数が少ないので、飲みながら『とにかく書きたい』と言っていて。フリーになって大丈夫かな、と思ったら『日本の公安警察』という本を出されて。読んだときに、よっぽど書きたかったんだな、と。原稿を頼んだとき『ブレないジャーナリスト』というキャッチフレーズをつけたこともあります。良い意味でも悪い意味でもブレない」

青木「久田くんはもともとミリオン出版という、どちらかという若年層向けの実話誌を出しているところの編集長もしていたんです。当時やそのあと別の出版社のときに原稿のやりとりをしていました。でも酒場で会っている時間のほうが長い(笑)」

大竹「今回の御本は『教養としての新宿・歌舞伎町』。この界隈の取材はずいぶん前から、なさっている感じがします」

久田「新宿・歌舞伎町は青木さんもお詳しいと思います。僕も30年ぐらい出入りしていて。取材したり仕事を持ったりしたのは1999年ぐらい、石原慎太郎さんが都知事になったころからですね。歌舞伎町浄化作戦というのがあって。その混沌としていたころにも1冊つくったんです。アウトローを中心に取材していた、という感じで。今回もアウトローを通した新宿という街を描(えが)きたかった」

大竹「うん」

久田「本田靖春さんという方が『疵 花形敬とその時代』という本で戦後のシビアな街を。ロバート・ホワイティングさんという方は、ニコラというアウトローを通して六本木を描いた。繁華街を描く際にはアウトローの目が必要だと思い、今回もそれに徹しました」

大竹「渋谷、六本木があって新宿、と」

久田「石原さんのときに東京都4大繁華街というのが、警視庁の内規で言われたんですね。それが渋谷、新宿、池袋、六本木でした。中でも歌舞伎町が少し特殊だな、という気がしたので当時、取り上げた。今回も歌舞伎町が25年ぐらい前とは違っていたので、取り上げるべきだな、と思った。そういう感じです」

大竹「新宿の歌舞伎町は暴対法の前とあととで、ずいぶん変わった気がします」

久田「変わりました。もっと大きかったのが2011年、全国に施工された暴力団排除条例だったと思います。ヤクザが銀行の通帳をつくれない、ローンもできない、ETCカードも持てない。生活圏を奪われて、そこから半グレみたいなものが出てきて。いまのトクリュウみたいな犯罪につながったり、日本人の立ちんぼが始まったりしました」

大竹「大沢在昌さんの小説にもその街が出てきますね。暴力団とヤクザは同じと思っていいんですか? だとするとどれぐらいの人数がいなくなった?」

久田「はい。だいたいですけど、最盛期で全国に10万人ぐらいいたと思います。暴対法でかなり減って、いまだと全部で2万人といわれます。新宿も減りました。一時期は4000人といわれましたが、その半分じゃないかな、と思います。でも誰も数えた人がいない、というか数えられない(笑)。そういうふうに噂が回っている、という感じです」

このあとも現在の新宿・歌舞伎町に関する解説が続いた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~15時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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