「安全確実登山を!」…「山と渓谷」元編集長・久保田賢次さんに聞く
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。
本格的な海・山のレジャーシーズンを前に、今週は「山の危険とその正しい対処法」について、雑誌「山と渓谷」元編集長で、登山文化の普及と安全確実な登山方法の指導に尽力されている久保田賢次さんにお話を聞きました。

久保田さんは「主婦と生活社」から出版された『「考える力+行動する力」が同時に身につく! こんなときどうする⁉大事典」』で、第2章の「山でどうする⁉」の監修をされています。
久保田さんによりますと、令和6年の山岳遭難者数は3,357人。登山中に道に迷う人の割合がとても増えているという状況が続いてるそうです。
『「考える力+行動する力」が同時に身につく! こんなときどうする⁉大事典」』のなかに、「霧が出てきてよく見えない。もしかして迷ってる?」というクイズがあります。
1、山頂を目指す道 2、沢を下り人里をめざす道 のうち、どちらが正解か?
久保田さんに解説いただいたところ…山で道に迷った時は、とても疲れている。「下ってしまった方が早いかな」と思う人も多い。しかしこれが落とし穴。
道に迷ってから下っていくと、山には「沢」という川に通じる道がある。そういうところに迷い込んでしまうと大きな滝が出てきたり、岩場が出てきたり、とてもリスキー。こういった時はとにかく「山頂を目指しましょう」というのが、登山のセオリーになっているそうです。つまり正解は1番。

また久保田さんは「これから夏になると暑い日が続く。最近は遭難事故の中でも持っていく水の量が足りなくて、バテてしまう・疲れてしまうということがある。日頃の健康管理や装備も確実にしていただきたい。よく「安全登山」と言うが、私自身は「安全確実登山」をお願いしたいと。本当に慎重に一歩一歩、装備や計画も含めて、確実にお願いできれば」と話していました。
きょうの「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子
