日本も含む「中堅国」と超大国の関係性
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、7月13日の放送にジャーナリストの角谷浩一が出演。今年1月にカナダのマーク・カーニー首相の演説で注目を集めた「中堅国」について解説した。
角谷浩一「中堅国、日本が入っているということですが、番組を聴いている皆さんの中にも『もう少し上じゃないか?』という気持ちの方もいると思います。中堅国という国は経済力や国土、人口、いろいろな数字の出し方があるでしょうけど、やはり超大国ではない、ということ。それから世界をコントロールする力があるところを超大国というなら、それ以外は中堅国に入ってくるのでは、と感じるんですね」
長野智子「はい」
角谷「カナダのカーニー首相が今年1月に言ったのは、とにかくアメリカにいじめられているころで。トランプさんから『51州目になったらいいんじゃないか』とメチャクチャなことも言われていた。隣接するメキシコなんかもいじめられているけど。知で対応しようとしたのがカーニー首相だったと思うんですね。これにはダボス会議とは思えないほど賛同者が集まった、という声も聴きます。BRICSっていうグループ、ありますね」
長野「BRICS、はい」
角谷「もともとはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ。僕から見ればロシアや中国は既に超大国、G7に入っていないだけで、アメリカに肩を並べられると。様々な技術力を大きな規模にしてきたし。造船ではインド、韓国、というのがものすごく強い」
長野「はい」
角谷「日本のお家芸だった造船が、負けてもいないけど新興国の追い上げが大きい。ただBRICSはいま、20ヶ国以上が参加しています。脱ドル、つまりアメリカドルから離れたいと。ドルベースだとどうしてもアメリカの言いなりにならざるを得ないところがある。脱ドルを考えているグループだととらえれば、1つの方向であるな、と思いますね。最近もなぜ間違えたか知らないけど、トランプさんは日本をイスラム共和国と言って」
長野「大丈夫か、と思いますね」
角谷「だけど日本はあまりこれに反応しない。普通は国旗損壊罪でこんなに大騒ぎするなら、国家侮辱に対してはもっと怒ってもいいんじゃないでしょうか」
長野「間違いだって言ったほうがいい」
角谷「悪い、間違った、と認めてもらわないと。外務省はいろいろなことを言っているでしょうけど、上からは言えない。結局、日本は最初からアメリカの衛星国のように世界中から見られていて。アメリカの2票目、といった言葉もあるぐらい。だけど中堅国になることで、超大国の皆さんはいろいろやることあるでしょうけど、私たちは経済も軍事力も、民主主義の価値観といったことも含めて。やはり超大国に対抗しながら、負けないようにがんばらなければ、というカーニー首相の訴えは、世界中に響いたと思います」
長野「はい」
角谷「ところがミドルパワー(中堅国)に対し、そのとおりだと思う国は多いけど、いまのしがらみや枠組からなかなか外れられないんです」
このあとも中堅国と超大国の関係について、角谷が解説した。
「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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