「副首都法案」をめぐる与野党の攻防 維新が狙う「大阪都構想」
7月21日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、「副首都法案をめぐる与野党の攻防」について意見を交わした。
野党はどうにか自民と維新の楔を打ちたい
政府・与党は、25日まで会期を延長した今国会で「副首都構想」関連法案など4法案の成立に全力を挙げる構えだが、綱渡りの展開となる見通しだ。現状で法案審議を見込めるのは実質3日間しかなく、4法案は最後の平日となる24日の参院本会議での採決を想定する。副首都法案は少数与党の参院で可決できるかどうか予断を許さない状況で、成否が焦点となる。
野党は「日本維新の会の党利党略だ」と反発し、成立阻止で結束する。自民党と維新が提出した副首都法案は、大規模災害時の首都機能の代替区域の整備が柱。維新は宿願の「大阪都」実現につなげたい考えだ。立憲民主党など野党は「大阪ありき」と批判を強めている。
「副首都法案について、田中さん、これはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)
「『副首都構想』っていうのは、私が子供のころだから、半世紀くらいずっと言われている問題ですよね。“災害のリスクから首都機能を守ろう”とずっとやって来たわけですが、維新が“大阪都構想”と結び付けて非常に意欲的になっているということで。ここで野党がタッグを組んで、おそらく狙いは自民と維新の間の楔を打とうという感じですよね。“なにかで揉めれば、政治的妥協で自民と維新との間に歪みが生じるんじゃないか?”と狙っているのもありますし」(田中氏)
「はい」(寺島アナ)
「もう一つは、まだ分かんないですけど毎日新聞と朝日新聞の世論調査を見ると、高市政権はかなり支持率が下がってきていますよね。その背景には、法案や国会運営ってよりも、高市政権の大きな売りだった『消費減税』について先に進んでいない、というイメージが先行しているわけですよね。これを払拭しないといけないところがあると思うんです。高市政権にとって逆風のなか、野党はどうにか自民と維新の楔を打ちたい、という形で。野党は“日本維新の会の党利党略”と言ってますけど、野党も党利党略で。この数日間、どこも一生懸命戦うんだろうなと生暖かく見ています」(田中氏)
4法案は、議員立法の副首都法案と国民投票法改正案、政府提出の予防接種法改正案と建築物省エネ法改正案だ。副首都法案と予防接種法改正案は参院で審議入りできていない。そもそも、副首都法案に賛成している野党はチームみらいのみとなっている。
与党は、参院で否決された場合は、衆院で「3分の2」以上の賛成による再可決というカードを持つ。与党内では「当然、再可決するべきだ」(維新幹部)との声が強まっている。
「これがどうなっていくか、ですよね」(寺島アナ)
「そうですね」(田中氏)
〈出典〉
実質審議3日間の延長国会、4法案成立綱渡り…「副首都」は参院での可決成否が焦点 | 読売新聞(https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260720-GYT1T00368/)
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