日銀利上げに『外圧』 「ベッセント財務長官は日本経済を理解していない」と指摘
9月8日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、「日銀の追加利上げをめぐる米国からの外圧」について意見を交わした。
ベッセント財務長官が心配しているのは、日本国債の金利より米国債の金利
日銀が9月17、18日に開く金融政策決定会合を前に、追加利上げを迫る「外圧」が強まってきた。米国のベッセント財務長官は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせて訪米した植田和男日銀総裁と8月30日に会談。円安是正に向けた早期利上げへの期待を示し、日本の金融政策に介入する姿勢をあらわにした。
「円安の自国への影響を懸念するベッセント財務長官は、日本へ利上げを迫っているという発言もありますが、田中さん、この辺りはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)
「ベッセント財務長官がこういうことを言っているのは、トランプ大統領を見ているんじゃないですか? 別に日本経済のことを理解していないと思いますし。彼が『サナエノミクス』の成果で“労働市場の規制緩和”とか言ってるんですけど、一体いつの時代なのか。そんなこと『サナエノミクス』の基本的なものに全然入っていませんから」(田中氏)
「はい」(寺島アナ)
「ベッセント財務長官が心配しているのは、日本国債の金利より米国債の金利ですよね。米国債の金利を抑えようとして、市場介入をやったんですよ。でもそういったものの効果はほとんどない。市場関係者からボコボコに批判されて、でも彼はやったんですよ。頭良いから“こんなことやっても効果はない”って知ってるんですよ」(田中氏)
「なるほど」(寺島アナ)
「だけどボスの覚えがよくなるからやるんです。ベッセント財務長官の動機はこれでいいですが、問題なのはその発言を利用して“利上げ”や“円安は悪”と断言して自分たちの主張を通そうとしている日本国内のメディアや識者、政治家や官僚がダメですね」(田中氏)
「ええ」(寺島アナ)
「いま“悪い円安”と言っている人たちのほとんどは、過去に“デフレが良い”と言っていた人たちばかりですよ。そんな人たちの“円安は悪い”という発言を聞いて煽られて乗っちゃうのはどうかと思います」(田中氏)
「はい」(寺島アナ)
「メディアも、リフレ派と言われている人たちの発言を利用して、高市政権を叩こうという勢力が多いわけです。どっかの新聞で、“経済財政諮問会議議員の若田部昌澄が緊縮財政に転向した”とか“官邸人事まで影響力を発している”とか書いてるけど、ぜんぜん嘘で……」(田中氏)
「勝手なことを書いちゃってるんですね」(寺島アナ)
「本人に取材もしてないんですよ。僕も直接連絡取りましたけど、本人すごい怒ってましたよ。“利上げ許容”とか全然してませんからね? 批判してますから」(田中氏)
〈出典〉
日銀、9月利上げへ「外圧」 米政権、円安是正で異例の介入 | 時事通信社(https://www.jiji.com/jc/article?k=2026090201035&g=eco)
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