ひろゆき氏の辺野古座り込み嘲笑投稿は「非常に罪深い行為だった」内田樹が語る問題点とは?

ひろゆき氏の辺野古座り込み嘲笑投稿は「非常に罪深い行為だった」内田樹が語る問題点とは?

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新著「街場の成熟論」が文藝春秋から発売中の内田樹さんが10月20日の大竹まことゴールデンラジオに出演。世間を賑わせた、辺野古基地問題の「座り込み」をめぐる嘲笑的な投稿について話を伺った。

大竹「内田さんは今の時代の空気について、『小手先の技術は問題解決には1ミリの役にも立たない』とおっしゃっています。『例えば辺野古基地問題の「座り込み」をめぐる嘲笑的な投稿がありましたね。長い歴史的な文脈の中でその価値を評価すべき運動を、ある一瞬を切り取って全否定してみせる。これはことの当否よりも、「こういうやり方」が効果的であるということを周知させたという点で非常に罪深い行為だったと思います。』こう話されていますね。」

室井「これはひろゆきさんのことだと思うんだけど。確かに罪深いんだけど、それをひろゆきさんと同じ形で「もう番組に出すな」とか、そういうのがすごかったのね。そうじゃなくて、こういう歴史があって、だからこういう活動が残っているということを、懇々とみんなで言えばよかったんじゃないかなって思ったんだけど。そしたらすごく叩かれたんだけど。「ひろゆきの味方すんのか」って、そうじゃないんだけど。」

内田「僕は基本的に、どんなひどいことであっても言う権利があると思っていて、その場合でも自由な言論の場がなきゃいけないというルールは守るわけです。このルールを否定されたらね。自分が権力を取ったら言論を弾圧しますよって人だったら、その人に言論の自由の前で語らせることができないわけですよ。」

大竹「それで、問題解決には1ミリの役にも立たない?」

内田「沖縄の辺野古の問題に関しては、まったくなんの役に立たないですね。」

大竹「これはひろゆきさんが問題の解決にならないことを言ったと解釈していいんですか?」

内田「「もちろんそうです。はい。」

大竹「彼の解釈は現場の問題を1ミリも解決してない。」

内田「ある意味で、反基地運動が全然役に立ってないという感じで嘲笑していて。それを聞いた沖縄の反基地運動してる人はすっかりしょげて、やる気がなくなってしまって。反基地運動がスーッと消滅してしまったら、それは大きな政治的な結果が出たわけですけども、日本人としては国土内に外国の恒久的な基地があるということ恥ずべき事ですからね。まずその前提から、国土を奪還するっていうのが、国民国家の成員として当然の要求ですからね。」

室井「でも、それほど関心がない人もいっぱいいると思うから、やり取りの一つであっても、大勢のオーディエンスが見てると思うんですよ。だからひろゆきさんに対して、同じレベルになって同じように戦うっていうのは得策じゃない気がした。どう思います?」

内田「全くそのとおりですよね。あの人の言い分があって、それとは別にもうちょっときちんとした、大人の成熟した論理も深いしバックの知識もあるし、感情的にも決して人を叱責するとか攻めるとかではなく、順々と事の理を説くという語り方をすれば、時間はかかるけれども、ゆっくりとだんだんと支持者を増やしていけると思います。」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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