「日本は『汚染列島』といっても過言ではない」広がるPFASの恐ろしさ
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、5月14日の放送にジャーナリストの諸永裕司が出演。今年3月に発売した著書『灰色の鎖 PFAS汚染列島』にちなみ、PFASとは何か、どういった危険性を持っているか、解説を展開した。
大竹まこと「日本の飲み水が危ない、ということに注目せざるをえない、という御本です、『灰色の鎖 PFAS汚染列島』。PFASのことについてお書きになっています。PFASについて、漠然とはわかりますが、どうなっているんですか?」
諸永裕司「有機フッ素化合物という化学物質で。1万種類ぐらいあるといわれていて。そのうち日本で規制されているのは2つの物質だけなんですね。水や油を弾いて熱にも強い。たいへん便利なものだからフライパンの焦げ付き防止、ハンバーガーの包装紙や炊飯器など様々なものに使われていて。台所から宇宙まで、といわれるぐらいの物質です」
大竹「焦げ付かないフライパンにも」
諸永「そうです。目玉焼きがスルッと流れるように、というのはPFASを使ったフッ素樹脂のおかげだと」
大竹「フライパンから検出されるわけではない」
諸永「製造工程で使われて、それが環境中に出されて。出たものがたとえば土壌の中に残って地下水を汚していく。それを水道水として飲むことによって体に中に、という」
青木理「日本で最初、注目されたときに航空機の火災の消火材なんかに使われている、ということがあったらしく。米軍基地で消火剤が地中に染み出して、基地周辺で汚染が広がっているんじゃないか、という話が出た。大変らしいけど、どうもそれだけじゃないと」
諸永「大きくいうといまPFOSとPFOAという物質があります。PFOSは主に、おっしゃるように消火材なんかに含まれて、消火訓練するたびに環境中にまき散らされる。米軍基地だけでなく、日本中の自衛隊の基地からも出ています。PFOAは工場で使われたものが環境中に出ているということも最近、わかってきて。200工場ぐらいで使われているといわれている。『汚染列島』といっても過言ではない状況にはあります」
大竹「どうしてそうなるんですか?」
諸永「1つは、健康への影響が見えづらいこと。発がん性といっても、様々な要因がある。PFASを取り込んで、がんになったのか、といった因果関係の照明がなかなか難しい、ということもあって、これまで被害がオモテに出づらかった、ということもあります」
大竹「なるほど。それを丹念に調べていったら岡山県吉備中央町で、PFASが検出された、そうお書きになっていますね」
諸永「吉備中央町は、のどかな山間のキレイな街で。汚染源である基地も向上もありません。そこで突然、PFOAが検出された、と大騒ぎになった。これがきっかけでずいぶん国が動いて。4月に飲み水の基準が設けられたんです。ところが欧米と比べるとケタ違いにゆるい」
大竹「日本の基準が」
諸永「いま日本の水道は、この基準は下回っています。でも欧米と比べたら明らかに高いものが飲み続けられている、ということ。それがどうやって決まったのか、ということを追いかけていくと、実はブラックボックスがあるんです」
このあとはそのブラックボックスについて、健康被害の実害についてなどの解説が続いた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
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