クマの分布している範囲が拡大。「会わないようにする」のが大事

クマの分布している範囲が拡大。「会わないようにする」のが大事

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、6月25日の放送に東京農工大学大学院教授の小池伸介が出演。3月に著書『クマは都心に現れるのか?』を出版、テレビやラジオにも出演している小池が、クマの実態について解説した。

大竹まこと「テレビとラジオに大忙しですね。小池さんはクマの研究をされています。どれぐらいの時間、続けているんですか?」

小池伸介「学生のときからなので25年以上です。クマを捕獲して発信機をつけるなど、山のクマに迫る調査をしています」

青木理「たとえば北海道のヒグマですか?」

小池「私の場合は本州のツキノワグマです。種類が違います。関東周辺のツキノワグマの研究をずっとしていますね。会うことは、捕獲をしているのであるんですけど、そのときはもう麻酔がかかっている。じつはほとんど会っていなくて。たまに見るけど、逃げていくお尻が見えるぐらい。クマが先に逃げていくことのほうが多いんです」

大竹「近ごろ多い、クマの出没。気候変動などの関係はあるんですか?」

小池「よく言われますが、関係はハッキリしていません。昨年の秋のように出てくるのは、(山の)ドングリの実りが悪かったからですけど、気候変動は関係ありませんから」

大竹「クマの個体数は多くなっているんですか?」

小池「数える方法が確立していない、ということもあって、本当のところはわからないんです。ただし分布している範囲はここ50年ぐらいで2倍に広がっているんですね。本州も北海道も。本州は最初、山の奥が中心でした。でもいまは平野の『へり』まで来ています」

大竹「あちこちの山奥に分布していたのが、ドーナツ状に広がっている、と」

小池「都市の周辺まで来ていて、もちろん山の中にもいる。住める場所が広がる、数も増えている、と考えるのが当然かな、と思います」

大竹「2025年度は12月末時点で13人の死者を含む236人がクマの被害に遭いました」

小池「統計をとってから最悪の多さです」

大竹「クマが来たとして、鈴を鳴らす、スプレーをかける、などと言われます。でもスプレーも至近距離にならなければ効かない気もする。どうすれば被害を避けられるんですか?」

小池「実際、クマに会ってできることは何もない、と考えたほうが良いわけです。会わないようにする、というのがすごく大事で。鈴は有効なんですね」

大竹「あ、そうなんだ」

小池「山にいるクマはそれなりに警戒心を持って、人に会いたくない、という状況がある。我々よりも遥かに聴覚が良いので、こちらが鈴を持つ、手を叩くなどして、『来た』ということをアピールすると、クマのほうが先に気づいて『人が来たから、どこう』と。そうしてくれると鉢合わせを避けられる」

大竹「ああ~!」

小池「雨が降ったり風が吹いたりすると音が伝わりにくいので万能なものではない。それでも安い御守りみたいな感じで、会わないようにするために、鈴は大事な道具です」

放送では、このほかにも小池がクマの実態について解説した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~15時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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大竹まこと ゴールデンラジオ!

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月〜金 11:30~15:00

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“面白い”けれど”真剣に”、”くだらない”けれど”正直に”。 …