髙嶋政伸、「絶対にマネしちゃいけない」役づくりを語る
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、7月15日の放送に俳優の髙嶋政伸が出演した。先月発売したエッセイ集『おつむの良い子は長居しない』や、自身の役づくりなどについて語った。
大竹まこと「今度の御本(エッセイ集)『おつむの良い子は長居しない』は、何かに連載していたものですか?」
髙嶋政伸「新潮社の『波』という雑誌に2021年から不定期で書いておりまして。今年6年目に入って、20本書けたので、僕のほうから『そろそろ出しませんか』と。呪いの言葉のように言い続けたら、出していただけることになりました」
大竹「拝読すると、字を書くのが嫌いではなさそうですね?」
髙嶋「子供が生まれて1年ぐらい経ったあと、急に頭の中に文章や文字が降ってきた、みたいな感じになって。それでもうしょうがなくて、スマホに文章やフレーズを書きためて。詩にしたり短編小説を書いたりして。昔から仲が良かった芥川賞作家の川上未映子さんにLINEで送っていたんですよ。不幸の手紙みたいでご迷惑だったと思うんですけど、川上さんが『いけるんじゃないか』と。それでご紹介いただいたのが新潮社で、2019年でした」
大竹「川上さんは帯を書いていらっしゃいます。“芸能一家の華やかな日々。いとしい思い出、芸事の厳しさ、そこから学んだすべてのこと。髙嶋さんの朗らかな語り口は、私たちを演じることと生きることの『あわい』に愉しく招き、こんなにも柔らかく心を揺らされる”。神田伯山さんは“『姉さん事件です!』髙嶋政伸さんのエッセイがたいへんおもしろいです。申し訳ございません!”と」
髙嶋「伯山先生は松之丞先生のときから大好きで。第1回の父親の話を書いたとき、ラジオ『問わず語りの神田伯山』でとりあげてくださって。名調子で朗読まで。それからリスナーと伯山先生、という間柄で。先生の公演は抽選で、当たるの難しいんですよ」
大竹「帯のところに“この男、役者バカ? それとも、バカ役者?”と書いてあります」
髙嶋「これは僕の担当編集者の方が考えてくださいました」
大竹「読むとまさにピッタリだなと」
髙嶋「台本に、殴られて『火花が散ったようだった』とあっても、感じがわからなかった。プロの格闘家の人に『殴ってもらえませんか』と言って。『わかった』ドン、みたいな感じで殴られて。大量のわさびを口の中に入れたようなスーッとした感じで。監督とプロデューサーに話したら、ドン引きしながら『セリフもそういう感じにしましょうか』と。クルマに轢かれるシーンもあったんですけど、それもスタントのプロの方に轢いていただいて」
大竹「轢いていただいて?」
髙嶋「絶対にマネしちゃいけませんけど。ぶつかるまでわからないんです。オートバイでもやってもらって、ぶつかる寸前までわからなくて。この間も、妻に『火吹きの練習に行きたいんだけど、いい?』と聞いたら『あんた何考えてんの』と。そういう技があったらおもしろいかな、って。(さらに役づくり、映画監督を目指した過去などを語る)」
水谷加奈「変質者、変態の役が多いですよね?」
髙嶋「実際に変態ではあると。でも人間、誰もが変態だと思います。うちの兄貴(髙嶋政宏)は本当の変態になりましたけど。告白して『変態紳士』という本も出して。その本も変態度がすごいんですよ。どう変態か、ここでは言えない。興味を持たれたら読んでください」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~15時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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