第102回~長靴をはいた猫(後編)/シャルル・ペロー~

みなさん、こんばんは。

お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?

小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を

能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。

さて、第102回目は『長靴をはいた猫(後編)』をお送りしました。

 

作者はフランスの作家、シャルル・ペローです。
今回は楠山正雄さん訳のものを朗読しました。
あるところに3人の息子がいるびんぼうな粉ひき男がいました。
3人の息子は財産に、長男は風車、二男はロバ、
そして末っ子が猫を一匹もらうことになりました。
猫一匹では生活できないと不満そうにしていた末っ子でしたが、
猫がずる賢いことを知っていたので、言われた通りに猫に袋と長靴を与えてやります。
猫は献上品を持って王様をたずね、主人をカラバ侯爵に仕立て上げて
王様をだましていくのでした。

 

結局主人は立派な「カラバ侯爵」としてハッピーエンドを迎えることができましたね。
猫大活躍でした!
が、能登の言う通り男は何にもしないまま・・・^^;
でも、役に立たなそうな財産でも手放さずにいた末っ子の勝利なのかもしれません。

 

ちなみに、猫に騙されお城を奪われてしまった「人くい鬼」ですが、
ヨーロッパでは「オーガ」という名前で知られる怪物です。
知性はほとんどなく、また自由にその姿を変えることができると言われており、
物語でも猫に簡単に騙されていましたね。
元々「人食い怪物」のことで明確な名前はありませんでしたが、
シャルル・ペローの『長靴をはいた猫』で初めて「オーガ」という名前がつけられたそうです。

 

さて、この番組では毎回読み物に合ったドリンクをご紹介しています。
今回は『プシーキャット』でした。
次回は「サイダー」をご用意ください。
どんなお話がくるのかお楽しみに!

 

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また、この番組はAG-ONでもオンデマンド配信されます。

毎週水曜日の正午から1週間ご視聴いただけます。

もう一度この番組を聴きたいという方は、 是非AG-ONにアクセスしてみてください。

 

そして、番組の朗読CD第2巻が発売中です!!
ご購入は通販サイト「超!A&Gショップ」もしくは、文化放送地下1階にある「ちかQ」にて。
前回同様、データCDとオーディオCDの2枚組です。
新規録りおろし作品は海野十三のSF小説『三十年後の東京』です。
価格は税込3,000円です。
能登さんからのスペシャルメッセージも収録されています。
是非お聴きください。

 

公開録音無事終了しました!

お越しくださった皆様、ありがとうございました。

残念ながらお越しになれなかった方は、

近日中にイベントで朗読した作品を一部放送予定ですので、そちらをお待ちください。

 

それではまた、月曜日の深夜をお楽しみに!!

番組内容

小説や物語、民話や絵本、童話、ライトノベル、詩などあらゆるジャンルの作品を
「朗読」します。

放送時間

毎週木曜日26時30分~27時00分
リピート:毎週金曜日14時30分~15時00分
AG-ON:毎週土曜日 正午更新
1週間オンデマンドで配信
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