最近起きた「炎上」から、勅使川原真衣が考えた「真意を伝える方法」

最近起きた「炎上」から、勅使川原真衣が考えた「真意を伝える方法」

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フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。4月29日(水)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、水曜前半レギュラーの組織開発コンサルタント・勅使川原真衣が「真意」の伝え方の難しさなどについて

語った。

勅使川原真衣「今日は『真意を伝えることって、なんか難しくない?』と思わされる出来事の話から……真意というか、『本当に私が言いたかったこと』みたいなのってなんなのか。または何に注意すると今後良さそうか、といった話をしたいと思います。
きっかけの出来事は、4月25日木曜日。テレビを……ごめんなさいね、この時間の裏番組なんですけども(笑)。だけど、ちょっと言い訳させてください。『働き方の世代間ギャップ』っていう特集だったので、ちょっと9時台だけ見させていただいてたのが、テレビ朝日さんの『モーニングショー』っていう番組だったんですね。
で、そこに労働社会学が専門の千葉商科大学教授でいらっしゃいます、常見陽平さんが解説をされていたんですけども、そこに元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹さんが、いつもレギュラーでコメンテーターやられてますけども、ま、なんかいわゆる「バトル」みたいな感じに、ちょっとなりまして。
それが後でSNSでいろいろ拡散されてたんですよね」

武田砂鉄「はい」

勅使川原「その際に、プラス、後日のSNSの常見さん側の発信に、『真意を伝えきれていない』『真意を伝えたいので僕に取材してください』 など『真意』って言葉が何度も登場していたので、今日ちょっと『真意』について考えたいと思ってるんですね。
あ、先にお断りをさせていただきますけども、これどっちが正しかったかとかいう話は一切いたしません。私はそんなことを語る立場にないですし、それはすごく難しいことだと思いますので。
ただ、あの場の持っていき方次第で、『真意を伝えることって、こんなにコストがかかります?』っていうことは、ちょっと思い知らされたので、考えたいんですね。
で、ちょっと駆け足で、何が起きたかだけ。なんのことかわからないと困りますんでご説明しますと……、
『働き方の世代間ギャップ』っていう話題なので、『退職代行』とか、ちょうどこのコラムでも2週間前『静かな退職』を扱ったと思うんですけど、常見さんがその『静かな退職』の話とかをなさっていたんです。で、途中で羽鳥慎一さんが、玉川徹さんにコメントを求めたんです。
そしたら『軋轢があっても生き残る人間は生き残る、としか思わない。暖かく迎え入れても、辞める奴は辞めちゃう』っていうふうに玉川さんがおっしゃったと。
続けて『なんかさっきから聞いてると、今の世代だけ苦しい思いをしてる、みたいなこと言われると、違うんじゃないかと思う。自分たちも苦しかった』っていう言い方をされたんですね。『むしろ今は甘やかしてんじゃないの?』という風にもご発言されました。
対して常見さんは『いや、今のは全く賛同できないです』っていう風におっしゃったんですね。『精神論で世の中見てはいけないし、前も苦しかったって言っても、苦しさの種類は違うんじゃないか』というお話だったりとか。
『昔から働くのは大変だったみたいなのは、長時間労働の問題とかもあるから、そんな話で終わらせちゃいけないんだ』っていうようなことをおっしゃったと。
で、さらには『最近の若者っていうのは』……最近の若者って言い方はどうかと思いますけども『うちの会社、まともなビジネスをやってるのか、ぐらい本質的な問いでもって、働くということを俯瞰しているんじゃないか?』っていうようなことも常見さんはおっしゃっていました」

武田「はいはい」

勅使川原「で、そのやり方として、アシスタントの松岡アナにいきなり話を振って、みたいなところも『ちょっとどうだったんだ?』みたいな意見が飛び交ったりもしたんですけどね。
で、後日その大荒れになったSNSを見てますと、ま、いろいろ誘導的に議論が切り取られて拡散されたりとかしていたし、あとは常見さんご自身がお怒りだったのは、ご自身への取材なしに『常見の真相を語る』とか、『噂の真相がどうの』っていう、まあ通称“コタツ記事”ってやつですよね。
取材していないのに書いてる想像の記事。ネットで出回ってる意見を元にされた記事っていうのがかなり出回っていたので、これに対してやっぱり我慢ならないと思いますので、はい、逐一反論されていました。
で、結果的には、真意を伝える取材が行われたりとか、あとはイベントもされるというふうに書いてありましたのでね」

武田「そうなんですか」

勅使川原「だけども、そもそも本当に言いたいこと、『真意』って何なんですかね。パッと整理してみると、2つぐらい立場があるかなと思います。
1つは、真意っていうのは『話し手の内側にあるものだ』と考える立場。
それからもう1つは、真意っていうのは『話し手がどうこうじゃなくて、受け手に伝わったものが結果そのものなんだ』というふうに考える立場とがあると思うんです。
ただ、今回の件を踏まえて、『真意ってなんだろう』って考えると、この2つの定義では『もしかしてもう真意って、語りきれなくなってるんじゃないのかな?』っていうのはちょっと思うところなので。今日、割と新しめの、真意のアイデアをお話ししたいなと思ってるんですよね」

この後、勅使川原真衣さんが熟考を重ねた「真意」についての考察やアイデアなど、まだまだお話は続きます。気になる方は、radikoのタイムフリーでご確認ください。

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