自衛隊による情報収集、小泉進次郎防衛大臣の説明は正しいのか

自衛隊による情報収集、小泉進次郎防衛大臣の説明は正しいのか

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、7月27日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演。「陸上自衛隊の部隊が愛国心などの情報収集」をテーマに、その情報収集の問題点を解説した。

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「熊本日日新聞のスクープです。陸上自衛隊・中央情報隊の対外情報部門である現地情報隊が、日本人の大学教授やNPO法人の代表ら、市民を対象にして愛国心や対自衛隊感情など、思想信条の情報を調査、収集していると見られることが22日、元隊員らの取材や関係資料でわかりました」

長野智子「これは大問題です。なぜこういうことが行われて、それがわかったのか」

角谷浩一「それがわかれば苦労しないね(笑)。熊本日日新聞は一報以降、連発していて。翌日には調査項目に『性的思考や異性関係、身体的特徴』なども含まれる、と」

長野「違法じゃないんでしょうか」

角谷「なんの権利や法に基づいているのか、といえば、違法性が高いと思います。調査をしたという人の取材や資料などが出てくるので、事実かどうかの問題ではない気がしますね。記事にした熊本日日のがんばりも、よくやったと思う」

長野「ええ」

角谷「これはこれで大きな問題なんですが、私が申し上げたいのは、それに対応した防衛大臣の答弁というか説明なんですね」

長野「小泉進次郎さん」

角谷「小泉さんは不適切な活動の確認がない、という答えなんですね。調査したけど悪いことはしていません、ということです。これ自体はほぼ認めた、ということなんです。もっとすごいのは、この人、これをやったこと自体の是非に関しては反応していないこと。熊本日日を読んだ人は『おかしいんじゃない?』不適切かどうかといったら不適切と考える人たちが答えをほしがっている。それなのに『悪いことはしていませんよ』と」

長野「いやいやいや」

角谷「いつも小泉構文は、皆さんポエムみたいに言うけれど、防衛大臣になってから、このギアが1段も2段も上がっていて。これは不適切な行動ではないか、と国民が見ているのに『不適切な活動の確認がない』と。ゴールポストを最初から変えてしまっている。やっているけど悪くないよ、という立ち位置に変わってしまっているんですね」

長野「警察や公安ではなく、自衛隊という実力組織でしょう。その『現地情報隊』か。こういう人たちがこういう活動する、というのは過去にもあった?」

角谷「治安を守る役職は国にたくさんあって。警察、役所でいえば公安調査庁。ほかにも様々な調査機関は外務省にもありますね。いろいろなインテリジェンスの機関はあるんですよ。そういうところがそれぞれのことをしているけれど、目的は国家の脅威に対して事前に芽を摘む、または事前に下調べをしておきたい、という思いでしょう。でもやっていい範囲かどうか。どうしているかわかると敵にも伝わってしまうから言えません、と、中身を明かさないことで成立している」

長野「うん」

角谷「やっていいことと悪いことがどんどんブラックボックス化しているんですね」

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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