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5月26日 昭和の文房具特集! ゲスト:志村章子さん、町田 忍さん

テーマ 懐かしの 文房具特集!
 
この日は、昭和の教育・文化を支えた
“ガリ版”をはじめ、懐かしい文房具を特集。
 
ゲストにガリ版文化研究者・志村章子さん、
そして団塊倶楽部ファミリー
庶民文化研究家・町田 忍さんをお招きしての
懐かしの文房具談議は、リスナーの皆さんからも
数多くのメッセージをお寄せいただき、
スタジオが昭和の香りに包まれた2時間となりました。
 
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▲石川アナが手にしているのは
  志村さんの著書『ガリ版ものがたり』
  (画像をクリックすると拡大します)



ガリ版
 
志村 「やさしい感じがしませんか?」
 
志村章子さん、町田 忍さん、
そして弘兼憲史さんは
3人そろって文芸部
 
ガリ版は詩集を作る際にも使われました。 
 
この日、志村章子さんはガリ版の簡易印刷機を、
町田 忍さんは、
学生時代にガリ版印刷で作った詩集のほか
懐かしい文房具の数々を持参してくださいました。 
 
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  町田さんはかつて警察官でしたが
  当時の「給料袋」もガリ版印刷。
  
志村 「もっとも謄写版が使われたのは官公庁。
     全部ガリ版だったんです」

 
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弘兼さんはガリ版による印刷よりも
次第に“給料明細の項目と単価”へと興味が移り・・・。
 
 
また、テレビアニメ『サザエさん』の台本が
2009年までガリ版印刷だった――
というエピソードもご紹介しました。
 


筆箱・消しゴム
 
「筆箱」の話になると、やはり“この商品”の話題に。
 
1960年(昭和40年)に
“象が踏んでもこわれない”というキャッチコピーで
サンスター文具から発売され大ヒットした
『アーム筆入』
 
『アーム筆入』に関しては、
番組をお聴きのリスナーの方からも
たくさんのメッセージをお寄せいただきました。
 
なお、今も『NEWアーム筆入』として販売されています。
 
文房具は、機能性と共に
“遊び”の要素が進化を遂げ、
筆箱は“鍵付き”“電子ロック式”が登場。
昭和後期は、ボタンを押すと
いろいろなところが“飛び出す筆箱”も人気を集めました。
 
「消しゴム」に関して投稿が多かったのは
 “匂い付き消しゴム”
 
 カレー消しゴムを学校に持っていったところ
 匂いがキツく、クラスメートから不評だった

 
 というエピソードをご紹介すると・・・
 
弘兼 「いい匂いの消しゴムより、
     臭い消しゴムがあったら集めたいです。
     “加齢臭消しゴム”がいいですね!
     『オヤジの匂いがするな』 という
     消しゴムがあったら欲しいです」

 
町田 「“加齢臭”いいですね!」
 
弘兼さん、町田さんの意見が一致。
二人の“オヤジ”は
いまだに少年の心を忘れていません。
 
◆ペンと消しゴムの強力タッグ“スーパーカー消しゴム”
 
「スーパーカー消しゴム」が人気を集めると
同時に、このスーパーカーで弾いて、
より遠くに飛ばすための道具として
ノック式ボールペンが愛用されました。
 
 


昭和 × 平成 新旧 文房具
 

BONナイフの話題も
 

 

現在発売されている文房具
 


「団塊タワー」が ガリ版印刷に
 
弘兼憲史さんがこの日のために描いたイラストがこちら。
 
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「団塊タワー」の ゆるきゃらと
弘兼憲史石川真紀
 
こちらはまだ下書きで、
後日、ガリ版印刷を行ってプレゼントいたします。(抽選)


志村章子さん、町田 忍さん 最新刊情報
 
◆志村章子さんの最新刊
 
 『ガリ版ものがたり』(大修館書店/税込2,520円)
 
 
◆町田 忍さんの最新刊
 
 『東京ディープぶら散歩』(アスペクト文庫/税込700円)
  


お送りした曲目
 
スカイ・ハイ / ジグソー
 (弘兼セレクション)
スシ食いねェ! / シブがき隊
 (弘兼セレクション)
エンピツが一本 / 坂本九
 
青い影 / プロコル・ハルム
 (町田忍さんのリクエスト)
忍者部隊月光の歌 / デューク・エイセス
 (RN・ラジコ ガ ガさんが初めて買ったレコード)
明るい未来 ~シングルバージョン~ / 嘉門達夫
 


志村章子さん、町田 忍の名言・好きな言葉(PC版)はこちらをご覧ください。
 
過去の放送レポート バックナンバー(PC版)はこちら

2012年05月26日