アドバイスと大きなお世話、違いはここにあった!?

アドバイスと大きなお世話、違いはここにあった!?

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7月31日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「大きなお世話」をテーマにお届けした。よかれと思って放った言葉が相手に大きなお世話と受け取られる場合もある。アドバイスと価値観の押し付けの境界線はどこなのか。

西川あやの「ここ(手元)に『アドバイスかと思ったら呪いだった。』という、犬山紙子さんの書籍があります。いろんな大きなお世話が載っているんですね。たとえば『仕事ばかりしていると婚期を逃す』『若いんだから何事にも積極的になりなさい。これだからゆとりは……』読者が受けた呪いの実例に犬山さんがアドバイス。言い返したらスカッとするフレーズを考案している、ということなんです」

山内マリコ「さっきパラパラ読みましたけど、言い返すのって難しいなと痛感しました。反撃としてこのフレーズをパッと出せるかといったら……」

西川「たとえば『才能は10代で輝かないともう無理』とか」

青木理「そんなことないよ(笑)。それは間違っている」

山内「そんなことないんだけど、10代でまだ輝けていない人は否定するロジックを持っていないじゃないですか」

青木「『若いんだから積極的に』というのはいいと思う。余計なお世話とは思わないし。『これだからゆとり世代は』と続くとカチンとくるんだろうけど。『仕事ばかりだと婚期逃す』は間違っていると思う。東京や大阪に行くと価値観代わるよ、とかは微妙だけど、若いときに1回都会に行ったほうが、というのは間違っていない気もする」

山内「都会に出たくても出ていけない人もたくさんいるんですよ。そういう人にこれを言うと傷つけてしまう、っていうのは想像できる」

青木「犬山さんの本にある……これ、読者が投稿したんでしょう? 『本当のお米を食べたことない』というのが大きなお世話に挙がっている。でも『お米いらない、パンのほうがおいしい』という人に『本当のお米を食べたら変わるかもしれないよ』と言うのは……ダメなの? 本当においしいお米ってあるじゃん」

山内「そのあと渾身のおいしいお米をプレゼントしたらいいんじゃないですか? お世話までしてあげる、そこまでがセットですよ」

青木「そんなことまでする必要ない(笑)。『本当においしいお米があるから食べてみたらどう?』っていうのはいいでしょう」

西川「今いろんな話をして思ったのが、言っている人の前提というか、言葉の裏があるかどうかなんだな、って。青木さんの場合は言われた人もプラスになるでしょうけど。お腹の中にあるものが見え隠れすると、大きなお世話になって、アドバイスにならないんですかね」

山内「イデオロギーがにじみ出ちゃうんですよ。特に関係性でいうと若干遠い人からの何気ない一言ですね。親戚レベルというか、親兄弟やパートナーじゃなくて、たまに会う、最近何やっているか知らない人とかに言われるポロッと言われることとかが『おう……』ってくることありますよ」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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