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デイリー「ホッと」トピックス

『大田区の薬剤師・看護師夫妻が、服薬支援ロボットを開発!』

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2019年2月27日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『大田区の薬剤師・看護師夫妻が、服薬支援ロボットを開発!』


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飲むべき薬を、つい飲み忘れたという経験はある方のために、時間になると教えてくれて、
しかも飲むべき薬の用意までしてくれるという、服薬支援ロボットが開発され、話題となっているそうです。


「FUKU助」と名付けられた服薬支援ロボット。
開発したのは、それぞれ薬剤師と看護師の資格を持つ、宮下直樹さん・佳美さん
ご夫妻が立ち上げた「メディカルスイッチ」という大田区のベンチャー企業。


元々は企業で電子カルテの仕組みづくりに携わっていた直樹さんが、
「もっと薬の困りごとを解決したい!」と思い、退社し、2016年に起業しました。


そして、訪問看護師をしていた奥様・佳美さんが、患者さんの家に行った際、
まず最初にやるのが薬の仕分けだったという経験上、本人や家族にとって薬の仕分けが
大変な作業だということを理解していたことなどもあり開発を決意します。


試行錯誤を繰り返し、ようやく完成した「FUKU助」は、服薬の時間になると、
「お薬の時間です」と胸から薬を差し出し、音声と頭のちょんまげの光で
知らせてくれます。
また、専用のスマートフォンアプリを使うと、離れて暮らす
家族が服薬状況を確認できる「見守り」の機能が備わっているのも特徴です。


似たような製品は他にもあるが、他との違いは主に二つあるそうで、
ひとつは、高齢者に愛着を持ってもらえるように、かわいらしいデザインにしたこと。
そして、もうひとつは、一度に飲む薬を薬局で小分けにしてもらえば、
そのままセットできることで、なんと最大で120袋もセットできるのだとか。


さらに、プログラムは自動的にアップデートされるため、服薬を助ける機能を
中心に、できることを徐々に増やしていくなど、「FUKU助」が少しずつ成長していくのもポイントです。


ちなみに、こちらの「FUKU助」は、2018年の「大田区中小企業新製品・
新技術コンクール」で優秀賞を獲得したことでも話題に。


今年の春から一部で販売・レンタルを始める予定ですが、現時点で価格は未定です。
まず、10台を薬局や訪問介護の利用者に使ってもらい、その後、改良を進めていき、
量産体制に入る予定とのこと。
詳しくは、「メディカルスイッチ」のホームページをご覧ください。

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