くにまるジャパン 極 文化放送 番組サイト

毎週月曜日〜金曜日 9:00~13:00 文化放送

デイリー「ホッと」トピックス

『新宿歴史博物館の職員が、街の歴史を描いた漫画を出版!』

このコーナーをradiko.jpタイムフリーで聴く

※放送終了後1週間しかお聴きになれません。

※詳しくはコチラをご覧ください。

2019年6月5日(水) デイリー「ホッと」トピックス
『新宿歴史博物館の職員が、街の歴史を描いた漫画を出版!』


F947A6AD-EB9D-44D8-9E0F-3BEC4E30C1B3.jpeg


そんな新宿にある区立新宿歴史博物館の職員が描いた歴史マンガ、
「コミック新宿史 新宿ジオラマ奇譚」が発売され、話題となっているそうです!


新宿歴史博物館の開館30周年を記念して製作されたという、
こちらの「コミック新宿史 新宿ジオラマ奇譚(きたん)」。
作者は新宿歴史博物館でミュージアムグッズやポスターのデザインなどを
担当している、デザイナーの井口(いぐち)たくみさん(56)。


2年前、「史実に虚構が入りこんだコミックをミュージアムグッズにできないか」と、
考えた井口さんは「マンガを製作したい」とプレゼンしました。
そこでゴーサインが出たため、製作に取りかかり、およそ一年をかけて完成にこぎつけたのです。


博物館の職員が描いたマンガ作品と聞くと、小学生向けの学習マンガなどをイメージしてしまいますが、
まったく違います! 
ハードボイルドとSFと風刺で味付けされた、なんとも不思議な物語となっており、これは作者の井口さんが
夢中になってきた、アート性が高いフランスのマンガ「バンド・デシネ」の影響が色濃く出ているのだとか。


物語の舞台は、新宿歴史博物館をモデルにした四谷三栄町にある「千年ミュージアム」。
主人公はオーナー学芸員で忍者の末裔という「未来創丸(つくまる)」です。


天才ジオラマ師の彼は、夜ごと自作のジオラマの中をさまよい歴史に立ち会うという設定となっています。
第1章はアングラ文化全盛の1960年代。
新宿のバーで「寺山修司」と「赤塚不二夫」が酒を酌み交わし、「三島由紀夫」が物騒な計画を誰かに
指示しています。


その第1章から時代をさかのぼっていき、昭和から明治、江戸から古代、縄文時代まで全8章で構成されており、
各章ごとに歴史博物館の学芸員による詳しい解説も付いています。


こちらの「コミック新宿史 新宿ジオラマ奇譚」は税込み1000円で発売中。
新宿歴史博物館をはじめ、漱石山房記念館、新宿コズミックセンターなど、
新宿区の施設で取り扱っています。

radiko.jp 文化放送を今すぐ聴く!