くにまるジャパン 極 文化放送 番組サイト

毎週月曜日〜金曜日 9:00~13:00 文化放送

デイリー「ホッと」トピックス

『車いすでも海を満喫!「アダプティブ・ビーチ」がまもなくオープン!!』

このコーナーをradiko.jpタイムフリーで聴く

※放送終了後1週間しかお聴きになれません。

※詳しくはコチラをご覧ください。

2019年6月10日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『車いすでも海を満喫!「アダプティブ・ビーチ」がまもなくオープン!!』


デイリー20190610.jpg


鎌倉市にある「由比ガ浜海水浴場」に来月、障がいのあるかたでも海水浴を
満喫できるようにと、車いすに乗ったままでも砂浜を移動したり、シャワーを
利用したりできる「アダプティブ・ビーチ」がオープンするそうです!


ちなみに、「アダプティブ」というのは「適応」という意味。
「アダプティブ・ビーチ」は障がいのあるかたに必要な施設を完備した
海水浴場として、1990年代後半からアメリカ・フロリダ州のマイアミ
ビーチなど、欧米を中心に広まりました。
そのような「アダプティブ・ビーチ」を広い範囲で整備するのは、
日本国内では初めての試みだそうです。


今回、由比ガ浜海水浴場に「アダプティブ・ビーチ」を作ろうと考えたのは、
湘南を拠点に活動するプロサーファー・内田一音さん(47)。
「先天性股関節脱臼」のため歩くのが不自由だった内田さんは、17歳のときに
サーフィンを始め、その後、健常者と同じプロライセンスを取得。
障がい者の世界大会で、おととしから2連覇しているほか、一般の大会でも
好成績を収めている一流のアスリート!


そんな内田さんが、一昨年の世界選手権に出場した際、会場となったビーチで、
のびのびと"海を楽しむ"障がい者の姿を目撃。車いすでも海に入れるマットが
一年中敷かれ、シャワーなどの設備も整っているなど、いつでも自由に海に
行ける環境に衝撃を受けたのだとか。


そして、「こんなビーチを日本にも作りたい!」と決意した内田さん。
しかし、整備には1億円以上かかるため、その費用集めからスタート。
地元の鎌倉市や、海の家の経営者らでつくる「由比ガ浜茶亭組合」のほか、
内田さんが選手としてお世話になってきたスポンサー企業などに協力を依頼し、
見事、整備費用を集めることに成功!


砂浜でも戦車が沈まないという特殊なゴムでできた軍用マットを敷いて、
全長約500メートルの「道」をつくり、波打ち際と複数の海の家をつなげる。
また、海の家にはスロープを付けて段差を解消するほか、車いすのまま
利用できるシャワー室なども設置されるとのこと。


なお、内田さんは「アダプティブ・ビーチ」のオープン後、障がい者向けの
サーフィン教室なども開く予定だそうです。
詳しくは、内田一音さんのフェイスブックなどをご覧ください。

radiko.jp 文化放送を今すぐ聴く!