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デイリー「ホッと」トピックス

『東京・山谷に"映画喫茶"がオープン!』

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2019年6月17日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『東京・山谷に"映画喫茶"がオープン!』


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「あしたのジョー」の舞台となった街としても知られ、現在は、
簡易宿泊所が立ち並ぶ東京・山谷地区に、昭和の古き良き映画を
安く楽しめる「映画喫茶」がオープンし話題となっているそうです。


「泪橋(なみだばし)ホール」と名付けられたこちらの映画喫茶を
開いたのは、フリーカメラマンの多田裕美子さん(53)。
両親が山谷で食堂を経営していたため、学生時代にはお店を手伝って
いたという多田さんは、その後カメラマンとなり、山谷で暮らす人たちの
写真を撮り始めました。しかし、食堂が閉店したこともあり、一時は山谷
から足が遠のいていましたが、今から3年前、かつて山谷で撮った写真を
まとめた写真集を出版したのをキッカケに、再び山谷に来るようになった
のだとか。


その後、山谷にある福祉施設を手伝うなかで、この街で暮らす人たちが
抱える貧困や老いといった問題に直面したという多田さん。
「この街のために何かできないか」と考えた結果、頭に浮かんだのが
「娯楽」だったそうです。そして、自分が幼い頃から映画に親しんでいた
ことなどもあり、「映画を見られる場所を作ろう!」と決意。


そこからクラウドファンディングで資金を募り、約90万円を集めることに
成功。そして、物件を探したところ、泪橋交差点の近くにピッタリの建物を
発見。そこは、偶然にもかつて多田さんの両親が営んでいた食堂の隣だった
のだとか......。


現在、毎日午後3時から映画が上映されており、ジョン・ウェインやマリリン
・モンローなど往年のスターが出演する洋画や、小津安二郎監督の作品など、
懐かしい作品がラインナップされています。


また「映画喫茶」なので、もちろん料理や飲み物も提供されており、
なかでも、多田さんのお母さんのレシピをアレンジしたという
「特製ギョーザ」が一番人気なのだとか!


こちらの「泪橋ホール」は、東京メトロ・日比谷線、つくばエクスプレスの
南千住駅から歩いて5分ほどの場所にあります。
営業時間は正午から、よる9時まで。木曜が定休日。
映画上映時の入場料は、生活保護や年金を受給されているかた、
福祉に従事されているかたは500円、車いすのかたの付添者は300円、
その他のかたは800円となっています。もちろん、映画の上映時間以外は、
普通の喫茶店としての利用も可能です。


なお、映画の上映スケジュールなどは、「泪橋ホール」のホームページで
ご確認ください。

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