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デイリー「ホッと」トピックス

『横浜の洋菓子店が「防災スイーツ」を開発!』

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2019年10月22日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『横浜の洋菓子店が「防災スイーツ」を開発!』


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先日の台風19号でも多くのかたが被災され、
避難生活を余儀なくされました。


また、さまざまな災害により、現在も避難生活を送られているかたが、
日本中にたくさんいらっしゃいます。


そんななか、つらい避難生活のなかで、少しでも癒しになればと、横浜市の洋菓子店が、
三年間備蓄できる「防災スイーツ」を開発し、話題となっているそうです。


こちらの「防災スイーツ」を開発したのは、横浜の馬車道にある人気洋菓子店
「ガトー・ド・ボワイヤージュ」の吉田三喜雄(よしだ・みきお)社長(70)。


開発のキッカケは、2011年に発生した東日本大震災。店の洋菓子を被災地に
送ったところ、それまで暗く沈んでいた避難所の雰囲気が明るくなったと聞いた
吉田さんは、災害時における甘いお菓子の必要性を感じたそうです。


その後、2年ほど前から本格的に開発をスタート。お菓子作りのプロとして、
備蓄用とはいえ絶対に味は譲れないと、試行錯誤を繰り返していった吉田さん。
小麦粉と比べて口の中の水分を奪わない粉末状のアーモンドをたっぷり使う
ことで、サクッとした食感のクッキーに似た焼き菓子「ガレット」が完成!


備蓄用だと缶に入っているケースが多いなか、プルトップ缶だとけがをする人も
いるということを聞いたため、パッケージはプラスチック製容器に。
また、食べた後も水や食品の保存に使えるように、チャックを付けたそうです。
さらに、裏面には災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を記載するなど、細やかな気遣いも......。


そんな「防災スイーツ」が完成して間もないタイミングの今年9月、
台風15号が発生。高波により横浜市・金沢区にある工場の一階が浸水し、
製品を運ぶエレベーターが停止しているなか、被害の大きかった千葉県館山市に
防災スイーツ600袋を現地まで運び、手渡したとのこと。


現在は、保存期間を5年に伸ばす改良や、食物アレルギーのある人も食べられるように
小麦粉やバター、牛乳、卵を使わないガレット作りにも取り組んでいるそうです。


こちらの「防災スイーツ」は、バニラ味とチョコレート味の2種類で、
いずれも1袋・税別500円で販売中。
「ガトー・ド・ボワイヤージュ」の店舗とオンラインショップで扱っています。
詳しくは、「ガトー・ド・ボワイヤージュ」のホームページをご覧ください。

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