「そば」のプロ・稲澤敏行さん
2017年9月14日(木) 極シアター
本日の『極シアター』には、蕎麦と健康をプロデュースする提案型商社、
『イナサワ商店』の会長・稲澤敏行さんをお迎えしました。
稲澤敏行さんは1938年、東京都のお生まれ。東京農業大学・農芸化学科を
ご卒業後、東洋醸造(現在の旭化成)に入社され、主に微生物の研究に従事。
その後、1965年に東洋醸造を退社し、株式会社イナサワ商店を設立されると、
主に日本そば・うどん店向けの食品商社として事業を展開。
また、当時はまだほとんど知られていなかった「ダッタンそば」にいち早く
注目され流通させたことから、イナサワ商店は"ダッタンそばのパイオニア"
などとも呼ばれています。
そんな中、稲澤敏行さんは本業の傍ら執筆活動、手打ちそば教室講師、
海外のそば料理の取材なども積極的に行っており、日本を代表する
"そばのプロフェッショナル"としてご活躍中です。
今回、第一幕・第二幕では「日本における蕎麦の歴史」をはじめ、
「世界の蕎麦事情」、今後注目だという「寒ざらし発芽そば」など
について伺いました。
そして第三幕では、これまで一般的となっていた「日本で最初に
ラーメンを食べたのは水戸光圀だった」という定説を覆すことに
なった稲澤さんの発見について詳しくお話しいただきました。
ちなみに、古い文献を調べた結果、室町時代に食べられていた
「経帯麺」というのが、ラーメンの始まりだとわかったそうです。
★☆★☆★本編は