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デイリー「ホッと」トピックス

『「下町ボブスレー」に続け! 江戸川区の町工場が 国産アーチェリー弓具の開発に挑戦!』

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2017年11月20日(月) デイリー「ホッと」トピックス
『「下町ボブスレー」に続け! 江戸川区の町工場が国産アーチェリー弓具の開発に挑戦!』


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2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックに向けて、
江戸川区の町工場が国産のアーチェリー弓具の開発に取り組んで
いるそうです。


ちなみに、国内では過去に5~6社が弓具を製造していましたが、
10年ほど前に最後の1社が撤退。今では国産弓具を作るメーカーは
なく、アメリカや韓国の製品が普及しているのだとか。


そんな中、今月1日、地元・江戸川区内で実験用のハンドルの
お披露目会が開かれ、開発者が思いを語りました。


このアーチェリー弓具の開発は、江戸川区の金属加工会社
『西川精機製作所』をはじめとする、江戸川区内の町工場
4社を中心に進行。


趣味でアーチェリーを楽しむ『西川精機製作所』の社長、
西川喜久さんが、弓具店に海外製品しかないことに気づき、
2009年の冬から独自に研究を始めました。
そして、今年6月、江戸川区内のプラモデルメーカーや、
メッキ加工会社を誘って本格的にプロジェクトをスタート。
9月に実験用のハンドルを完成させました。


今回のプロジェクトでは、西川さんがアーチェリー関係者や
工業デザインの有識者を訪ね歩いて設計を手がけ、プラモデル
メーカーがグリップ作りを担当するなど、それぞれのメンバーが
強みを組み合わせたほか、地元の江戸川区も「下町ボブスレーの
ように知名度が上がれば、町工場のブランド力の向上につながる」
と、プロジェクトを経済的に支援しているそうです。


西川さんらは今後、今回の実験用ハンドル第1号を軽量化し、
アーチェリー選手に試射してもらいながら改良を続け、
2019年に最終的な完成を目指しています。
また、将来的には世界中へ輸出する構想も描いているのだとか。
西川さんは「江戸川区を『アーチェリーの街』と呼ばれるようにしたい」
と、夢を語っています。

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