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デイリー「ホッと」トピックス

『自身も大病を患った日本舞踊家が、自ら考案した健康体操のCDを自主製作!』

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2018年2月13日(火) デイリー「ホッと」トピックス
『自身も大病を患った日本舞踊家が、自ら考案した健康体操のCDを自主製作!』


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乳がんや大腸がんなどの大病を患い、一度は心肺停止も経験されたという、
日本舞踊家・二条院壽星(にじょういん・じゅせい)さんが、
お年寄りの福祉施設などで披露している健康体操のCDを自主製作し、
話題となっています。


二条院さんは、三十代半ばで発症した乳がんを皮切りに、卵巣嚢腫(のうしゅ)、
大腸がん、肝内胆管がんなどを経験。さらに、公演中に突然、心肺停止となり、
体には除細動器が埋め込まれているといいます。


そんな二条院さんを支えているのが、3歳から60年以上も続けているという
日本舞踊。これまでに、10ヶ国以上の海外公演も経験されているのだとか!


そして、20年ほど前から福祉施設などを訪れ、お年寄りの前で日本舞踊を披露
するようになり、お年寄りと触れ合う中で、あることに気がついたことがあったそうです。
それは、歌いながら踊っていると、お年寄りの表情がどんどん笑顔になっていく
こと。そこで、5年ほどかけて健康体操、その名も「シャキッとさわやか」を
考案し、作詞・作曲も手がけた。さらに、整形外科医に監修してもらい、
振り付けも考案。その振り付けでは、血流や新陳代謝を良くすることを特に
意識したのだとか。


実際に「シャキッとさわやか」を踊ったお年寄りからの反響などを、
二条院さんに伺ったところ、「とにかく、みんな楽しんでくれている。
中には、肩の調子が良くなったなんて声もある」とのこと。
ちなみに、これまでに一緒に踊った最高齢の方は102歳だそうです!


そんな健康体操「シャキッとさわやか」に対して、「形に残してほしい」
「カラオケで歌いたい」といった声が多く届いたため、CDの自主製作を決意。
歌を担当してくれた歌手の浜より子さんや、CDのジャケットのイラストを
描いてくれた漫画家の鈴木竜太さんなど、多くの仲間の協力を得て完成。
CDには盆踊り調と、二条院さんがロック好きということでロック調の2曲を、
それぞれ歌入りとカラオケバージョンで収録しています。


また二条院さんから、今は亡き作詞家・星野哲郎先生とのこんなエピソードも!
友人を介しての知り合いだった星野先生と電車の中で偶然の再会。
すると、二条院さんは大学ノートに書きためていた「シャキッとさわやか」の
歌詞を星野先生に見てもらうことに。あわよくば、星野先生に直してもらい、
「作詞・星野哲郎」になるかも......という期待を抱いていた。
すると、星野先生からは「直すところがない!」とお褒めの言葉が!
期待はもろくも崩れ去ったが、星野先生に褒められたのは、
今でも自慢なのだとか。


なお、「シャキッとさわやか」のCDは税込1200円で発売中。
詳しくは、「シャキッとさわやか」実行委員会までお問い合わせください。


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