くにまるジャパン 極 文化放送 番組サイト

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5月31日 続々登場! 超名盤50周年記念エディション~

2か月ぶりスタジオに元気な顔を見せてくださった健太「師匠」。
先週の鈴木慶一さんに引き続き、音楽が重要な転換点を迎えた半世紀前、
1967年にフォーカス!
この年に出た名盤から2テイク、モノラル盤をご紹介することになりました。
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*プレイリスト*
1)サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド(リプリーズ)~ア・デイ・イン・ザ・ライフ/ビートルズ
最初は先日世界同時発売されたばかりの「サージェント・ペパーズ」から。
「モノだと、最後にポールがシャウトするのが最高なんですよ、ほらほらここ!」
ステレオでも、今回のミックスでは、そのシャウトがかなりよく聞こえるようになったそうです。
「それにしてもこのドラムの音の素晴らしさ。50年前とは思えないよねえ」

アメリカではこの年、もう一つの重要な変化が起きたんです。
それは、3分しかかからないAMから、長い曲、あるいはアルバム丸ごとオンエアするようなFMへの転換。
3分で完結するのではなく、いろいろな音楽の要素を取り入れた複雑なロックを聴くことができるようになった。
その象徴が、次の曲。

2)ハートに火をつけて(アルバム・バージョン)/ドアーズ
このアルバム「ザ・ドアーズ」も1967年。1月にリリースされました。
ステレオ、モノ、そしてライブを集めたスペシャル版が発売されています。
普通ラジオでかかるのは、間奏をバッサリ切ったシングル・ヴァージョン。
でも、この高揚感はやっぱりオリジナルのアルバム・ヴァージョンじゃないと。
「こんな曲だったんですね、初めて知ったな」と邦丸さん。
それにしてもこの曲をAMラジオで完奏できるとは思わなかった、うれしいな~、と、
大喜びの健太さんでした。

*オープニング*
ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア/クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル

5月24日 サマー・オブ・ラヴ50周年

今回は初登場、
現存する日本最古のロックバンド、
ムーンライダーズの鈴木慶一さんをお迎えしました。
テーマは「サマー・オブ・ラヴ50周年」。
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サマー・オブ・ラヴって何ですか? というオビちゃん。
ヒッピーの文化だよね、と、慶一さん。
非生産的なことを売りにするのがヒッピー。
その動きが音楽の方までやってきて、
1967年にとても重要な動きがそこら中で起きてきた。
6月1日に「サージャント・ペッパー」が出て、大きな影響を与えることになる...
短い時間の中で、なぜ67年が重要なのかを、
この年にリリースされた様々な音源を聞きながら
わかりやすく説明してくださいました。
*プレイリスト*
★ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー/ビートルズ
真昼間からこの曲がかかると、何となく幻想的な感じになるんじゃない?
と、慶一さん。
ちなみに、今日は「極シアター」ゲストの小倉智昭さんが
「サージャント・ペッパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」
「ペニー・レイン」をかけていたので、
「ストロベリー・フィールズと裏表が同じ番組でかかったんだね!」

★ウォータールー・サンセット/キンクス
前の年に、ニュー・ボードビル・バンド「ウィンチェスターの鐘」が大ヒットして、
1920年代、30年代の音楽に注目が集まる。
その影響を受けて、キンクスはこういうノスタルジックなサウンドを
手がけるようになった。

★2000億光年のかなたに/ローリング・ストーンズ
67年の夏に録音されたナンバー。
正に、「サージャント・ペッパー」の影響を受けて作られた曲。
「でもストーンズらしいのは、ブルースのコード進行なんだ」

★ブルーバード/バッファロー・スプリングフィールド
これも67年。
でも、既にこの時点でアーシーな、
ルーツ・ミュージックへの回帰が垣間見えている。
本当に、67年というのは、重要な年なんだ

そのほか、ジェファースン・エアプレインがヒットしたのもこの年だし、
ドアーズがデビューしたのもこの年。
伝説の「モンタレー・ポップ・フェスティバル」も67年の夏。

リアルタイムでこの年を生きていた音楽ファンは、
本当にめくるめく思いで毎日を過ごしていたのでは...!?

アポロンの青銅器/あがた森魚とはちみつぱい
45年ぶりに録音された「あがた+はちみつぱい」の
奇跡的なレコーディングから1曲ご紹介。
あがたさんは今週土曜の「土曜の穴」に登場予定です!
また7月1日にはライブも行なわれます、皆様お出かけください!

*オープニング・ナンバー
ムーン・リヴァー/アンディ・ウィリアムズ
「ムーンライダーズで、ムーンつながりってことで」

ちなみに邦丸さんは、
慶一さんが出演していた「埼陽軒のシウマイ弁当」CMをよく見ていて、
その記憶が現物の慶一さんと結びついて大興奮!
二人とも「シウマイ弁当大好き」とあって、
何から食べる...などなど、本筋から脱線しての楽しい会話が続きました。


★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★


5月17日 ウルフルズデビュー25周年! ニューアルバム「人生」を100倍楽しく聴く方法

今回のゲストは、待望のニューアルバム「人生」が
来週リリースされるウルフルズのサンコンjr.さん。
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今回のレコーディング中に、参考にした曲を集めて、
アルバムの「聞きどころ」をじっくり解説してくださいました!

*プレイリスト*
★シシー・ストラット/ミーターズ
アルバムのオープニング「せやなせやせや人生は」。
最初はカウントで入ろうかと思ったんだけど、なんか地味で。
じゃあこうしよう、と、この曲のオープニングをいただきました!
★ハンドル・ウィズ・ケア/トラヴェリング・ウィルベリーズ
今回のリード・トラックとなる「バカヤロー」の参考にしたというナンバー。
「ほぼ曲目も決まっていたところ、最後にレコード会社から
『もう一曲だけ、ノリのいいのがほしい』と言われて...」
「それって売れ線が欲しいってことでしょう?」
「わかりやすく言えば、そうなんですけど...」
★ブギー・シング(ライヴ)/ジェイムズ・コットン
★恋のナイト・フィーバー/ビー・ジーズ
「初めてまともにコピーしました!」
★バカヤロー/ウルフルズ

*オープニング・ナンバー*
★ワイルドでいこう/ステッペンウルフ
「ウルフ」つながりということで...ひねりゼロ!



★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★


5月10日 風薫る5月のさわやかソウル・セレクション

今週は中村真理さんご登場。
さわやかな天気のつもりだったのに...と、
スタジオの外を見やるとあいにくの雨模様。
でも、どんな天気の時でもいい曲ばっかりです!
という今週のラインアップは...
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<プレイリスト>
★別れたくないのに/ルー・ロウルズ
邦丸さんも大好きなダンス・チューン。
友達のエータローがアフロヘアで踊ってて、
その後サッカー部の先輩に「お前なんだその頭は!」と
頭ごと洗濯機に突っ込まれ、その後坊主になった...という
若き日のエピソードがとびだしました!
★恋はノンストップ/マクファデン&ホワイトヘッド
曲紹介の時「えーと、なんだっけ。まあいいや」と、
言いたいことを忘れてしまった真理さん。
同い年だからしょうがないよね、と、邦丸さんと苦笑。
曲の途中で思い出しました。
「そうそう、この2人、もともとソングライターで、
オージェイズの『裏切者のテーマ』を作った人たちなんです」
★恋の仲直り/ピーチス&ハーブ
60年代から活躍を続けるデュオですが、
男性のハーブさんは一人なんだけど、
女性のピーチスさんはこれまで7人変わってるそうです。
ハーブさんはとにかく働き者で、
歌ってない時は警察官とか警備員とかやってるらしい...
★イージー/コモドアーズ
ライオネル・リッチーがバラード路線を邁進する
きっかけとなった名曲。
「田舎の日曜日みたいなイージー、静かで気楽な感じがいいから
君とは別れる、って歌詞なんです」
「じゃ最初から付き合わなきゃいいのにね!」

<オープニング>
ファンキー・ホーン / KC&ザ・サンシャイン・バンド

4月24日 ビートルズが好きな洋楽

今週のゲストは、ほぼ一年ぶりご登場の黒沢秀樹さん。
今日のテーマの「武道館」にちなんで、
去年リリースされたL⇔R武道館のライブDVDの資料を邦丸さんがプリントアウト!
「20年前ですよ。若いなあ」としみじみ...
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そして今週のテーマはポール来日に関連して「ビートルズが好きな洋楽」。
「僕らがビートルズにとても影響を受けたように、
 ビートルズ自身も、やっぱりいろんな音楽に影響を受けているわけです。
 今日は、そんな曲を集めてみました」
*プレイリスト*
ロックン・ロール・ミュージック/チャック・ベリー
「ビートルズ版はもっと激しいですよね。
 本家はどうかなと思って聞いてみると、意外とあっさりしていて(笑)」
ザットル・ビー・ザ・デイ/バディ・ホリー&ザ・クリケッツ
「ジョンは自分のメガネに凄くコンプレックスを持ってたらしいけど、
 バディ・ホリーがメガネをかけてるのを見て、あ、メガネでもいいんだ、って。
 ビートルズのビートル(カブト虫)という名前も、
 クリケッツ(コオロギ)に影響を受けてると言われてます」
カンサス・シティ/リトル・リチャード
「ポールのシャウトに、いちばん影響を与えているのが、
 このリトル・リチャードじゃないかと思うんです」
チェインズ/クッキーズ
「作者がゴフィン&キング。ビートルズがカバーしてる曲ですが、
 後にキャロル・キングはシンガー・ソングライターとして脚光を浴びる。
 でもそれ以前にビートルズに影響を与えている...
 そんなことを追及していくうちに、洋楽の深みにハマっていくわけですよ(笑)」
*オープニング・ナンバー*
マイ・ラブ/ポール・マッカートニー&ザ・ウイングス


★☆★☆★本編はこちらからお聴きいただけます♪(放送後一週間以内)★☆★☆★


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