イラスト:サキドリちゃんby加納有沙

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  • 第28回 元読売テレビアナウンサー清水健さん

    本日は本のご紹介!
    読売テレビの夕方の報道番組「かんさい情報ネットten,」のキャスターを務められていた、シミケンさんこと清水健さんのご著書。2作目です。

    『笑顔のママと 僕と息子の973日間 ~シングルファーザーは今日も奮闘中~』(小学館)

    清水さんは2013年に番組のスタイリストだった奈緒さんとご結婚。翌年奈緒さんのお腹に新たな命が宿りましたが、ほぼ同時期に悪性の乳がんが発覚。抗がん剤治療を受けながら10月に男の子を出産。ですが出産後三か月で治療の甲斐なくこの世を去ってしまわれました。


    前作「112日間のママ」は、奥様の奈緒さんが妊娠中に乳がん(トリプルネガティブの中でも進行の早い悪性のがん)が発覚してから出産後三か月後で亡くなるまでを綴ったもの。そして今作は、その後、清水さんが子育てをしながら週5日の生放送を続けていた心身ともにつらかった時のこと、今年の1月に退社するまでのお気持ちなどが書かれています。

    お電話で直接お話を伺いました。
    それまでは、朝早くに出社して新聞を全紙読み、事件などの現場へ行けるようだったら直接足を運ぶなど下調べや準備を万全になさり、100%を夕方の番組に注がれていた清水さん。シングルファーザーとなるとそうはいかず、育児と仕事の両立により、今まで通り仕事に100%注げなくなった辛さ、でも自分の宝物である息子を育てなくてはならない現実。弱音は吐いてはいけない、周りに甘えてはいけないと家族にも全力で頼れなくなっていた自分の葛藤。


    生放送の裏には、そんな日々の辛さがあったと教えてくださいました。
    斉藤キャスターも同じ報道番組のキャスターという立場から、仕事に全力投球できない辛さが想像できるとおっしゃっていました。
    有沙さん20171012 (1).JPG

    またシングルファーザーになると、ただでさえベビーシッターや保育園でお金がかかるのに、扶養手当がはずれてしまう苦難などがあるそうです。今年の1月に読売テレビを退社された清水さんは「清水健基金」を設立して講演活動をおこなってらっしゃいます。


    伝える相手の顔がよく見え、その表情がよくわかる講演で、来てくれる方とコミュニケーションをとることで染みてくる言葉がある。「テレビ」から「講演」へ、場所は変わっても、マイクの前で伝えることには変わらない。アナウンサーという仕事が好きで、生半可な気持ちではやれないと思っていた清水さんだからこそ、気持ちのこもったメッセージが伝えられるのだと思いました。


    清水さんの講演依頼などご興味のある方は、<一般社団法人 清水健基金>のホームページへ。

    『笑顔のママと 僕と息子の973日間~シングル~ファーザーは今日も奮闘中~』清水健 著(小学館)

    読み終わると、大切な人・家族をギュッと抱きしめて「いつもありがとう」と言いたくなります。

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