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ゲスト:パラローイング 倉木健治さん①
ガッシリとした、たくましいゲスト!
今日はボート競技のパラローイングの4人乗り種目で東京パラリンピック出場を目指している、倉木健治さんにお越し頂きました。
倉木さんは、ご両親がポル・ポト派による虐殺などから逃れ、一家で身を寄せていた1982年にタイの難民キャンプで生まれ、4歳の時に一家で日本に亡命。5歳の頃にポリオ(小児麻痺)を発症しました。
高校入学後、ボート部に入部し、3年生の時にはインターハイにも出場。
2013年には日本国籍を取得されています。
パラローイングは、ボート競技で男女混成の4人乗りと2人乗り、男女別の1人乗りがある競技です。2000mの直線レーンで順位を競います。「パラローイングは障害者スポーツの中で、たぶん、一番難しい競技」と語る倉木さん。
「それぞれみんながそれぞれの障害を持っているので、一人がみんなに合わせるとダメになるし、みんなが一人に合わせるとダメになる」という、4人が一致して初めてうまくいく競技なのだそう。誰か別の人が乗ってすぐに乗れるというようなものではないということです。
「どうすれば呼吸が合うのか、探して解決していくのが楽しい!この子はこうしてあげたら漕げる、そういう風にひとつずつ問題を崩していくことが大事になってくる。」と言います。
さらに自然相手の競技でもあるため、天候や波に左右される難しさについてもお話して下さいました。
まだまだ聞きたいことがたくさん!
ということで、来週、再来週も倉木さんにじっくりとお話を伺っていきます。お楽しみに!