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  • 第339回:スクールセクハラの実態

    気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』テーマは「学校で起きる性被害 "スクールセクハラ" の実態」。

    文部科学省によると、2016年度にわいせつ・セクハラ行為で懲戒免職などの処分を受けた公立小学校、中学校、高校の教員は過去最多の226人。1990年度と比べて10倍以上、懲戒免職に限ると43倍となりました。

    そこで今日は、学校で起きる性被害スクールセクハラの実態に迫り、防止策を考えました。

    スクールセクハラの被害者支援活動を続けてきた神奈川大学名誉教授で、NPO法人スクールセクシュアルハラスメント防止・関東ネットワークの代表 入江直子さんのいらっしゃる神奈川大学に西村志野記者がお邪魔しました。

    スクールセクハラは学校での権力構造が1つの要因になっていて、大人と子供、教員や生徒、顧問と部員など力の差が生じることで起こりやすくなっていると言います。

    学校では死角や密室となる場も多く、安心な場も個別に呼び出されてしまうと1対1の密室が設定されてしまうことも...。

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    続いてお話を伺ったのは、性暴力被害者らを支援するグループ「Thrive」の代表でスクールセクハラの被害者でもある涌井佳奈さん。
    学生時代にどういった被害を受けたのか、その後どのように乗り越えていったのか、トラウマになったという衝撃的なお話をしてくださいました。

    涌井さんの「Thrive」では、ご自身の過去の経験を踏まえ、被害から時間が経ってからの支援も行っていらっしゃいます。
    「セクハラやいたずらを軽く考えがちだけれども、絶対にいけないことなのだと、危機管理などやっていくべきだと考える。1%の被害者に目を向けず、99%の普通の生徒や先生を守る動きになってしまう。」と涌井さん。


    『きょうのナマチュウ』 政府・与党が今の国会での成立を目指している、カジノを含むIR=統合型リゾート施設整備法案。この法案をめぐっては、依存症を心配する声があります。

    今日は、カジノ経験20年のベテランから、人を惹きつけてやまない理由を聞き、ギャンブル依存症を防ぐための対策をサキドリました。

    まず日本にカジノを作ることをどのように思っているのか、有楽町で細木美知代記者がインタビュー。
    34名の方にお話を聞いて、賛成12・反対22という結果になりました。多くの方が「風紀が乱れるのではないか」「犯罪が増えそう」「依存しちゃう人が出てくるのでは」などのイメージをお持ちのようです。

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    お電話を繋いだのは『本物のカジノへ行こう!』の著者でカジノのプレイヤーとして20年の経験を持つ作家の松井政就さんです。

    松井さんは、20代前半で初めてカジノに足を踏み入れ、「映画の世界に入ったかのよう」な非日常感、体中の血が沸き立つような感動を覚えたのだそう。

    なんとこの20年間で、田舎に一軒家が建つくらいはカジノに注ぎ込んできたということですが、負ける悔しさから様々なことを学び、カジノを運営する側の「のめりこませるための工夫」など語ってくださいました。

    そんな松井さんにIR整備法案について伺ったところ、「最初、誤報だと思った」とのこと。カジノが出来た方がいいと思っている松井さんでも「僕はこのカジノには行かない」とキッパリ!

    日本人に課す高額な入場料も、入場料が惜しくてカジノからなかなか出なくなってしまうためかえって逆効果だと指摘。そして、週に3回までというのも「そんなに行ってたらもうその時点で依存症だと思う」と世界のカジノを知る松井さんだからこそのお話を聞けました。



    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』では、特殊詐欺事件に絡み、公的機関の職員を装った相手に高齢者がキャッシュカードを盗み取られる被害急増のニュースをお伝えしました。

    カードを偽物とすり替えるのが特徴で、 警察庁が注意を呼び掛けています。手法が巧みですが、公的機関の職員がカードを提示するよう求めることはないので、不審なことがあったら報せましょう。

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    木曜コメンテーターは、精神科医で映画監督の和田秀樹さんです。

    今日の『オピニオン』では、自殺のニュースをメディアなどが大々的に報じれば報じるほど、誘発されて自殺が増えてしまう研究結果のお話を。

    自らの死を選んで亡くなる方の10倍「死にたい」と思っている人が居ると言われており、そういう人にとって自殺のニュースは大きくのしかかってくるため、メディア側は正義感で報道しているわけだが、そのあたりを気を付けないといけない報道の難しさについて語ってくださいました。

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    『SAKIDORIスポーツ』は寺島啓太アナウンサーが担当。

    東京五輪 の競技日程が昨日固まり、海外の代表チームの事前合宿もすでに日本各地で始まっています。 今日はその中から、パラオの事前合宿地となっている宮城県蔵王町にスポットを当て、蔵王町教育委員会スポーツ振興課の佐藤武憲課長補佐のお話を交えてご紹介しました。

    パラオと日本、いろんな共通点があるんですね!

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    『ニュースパレードアネックス』 日本列島は今日も高気圧に覆われ、京都市で39.2℃、埼玉や群馬はところどころ37℃を超えるなど、東北から西日本の広い範囲で気温が上昇しました。高温に関する異常天候早期警戒情報も発表されています。

    気象予報士の伊藤佳子記者がこの厳しい暑さ、いつまで続くのか解説。

    今週末、そして来週も猛烈な暑さは続く見込みです。熱中症・熱射病にはくれぐれもご注意ください。

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    早川茉希レポーターの『SAKIDORI最前線』は、「金魚のふるさと江戸川区 第47回江戸川区 金魚祭り」をピックアップ!

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    【今日の1曲】 情熱 熱風 せれなーで/近藤真彦

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