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第494回：進展なるか？日本人拉致問題
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』テーマ「北朝鮮による日本人拉致問題。米朝首脳会談で進展なるか」
改めて、拉致問題をめぐる直近の動きを西村志野記者が整理。
スタジオに共同通信社の元平壌支局長で、現在は編集委員の磐村和哉さんをお迎えしました。先週金曜、政府が拉致被害者に認定している田中実さんが、平壌で妻子とともに暮らしており、帰国の意思はないと北朝鮮側が日本側に伝えたということが分かりました。
磐村さんのお話では、これには北朝鮮側に2つの思惑があるそう。1つ目は少しでも日本側に一生懸命やってるんだという姿勢を見せたかったこと、2つ目は日本の本気度を見ているということ。
安倍総理の本気度は5分5分といったところだと磐村さん。秋口以降に何らかの動きが出てくる可能性があるともおっしゃっていました。
お電話を繋いだのは、北朝鮮による拉致被害者 蓮池薫さんのお兄さまで 「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」元副代表の蓮池透さん。
「全員一括即時帰国はハードルが高すぎる。田中実さんは帰国意思がないということで、全員一括即時帰国というものに合致しないから、日本政府も「救う会」も田中さんのことを無視しているのが非常に不可解。帰国の意思がなくても、故郷に対する思いなど、直接面会して尋ねてもいいのではないかと思う。」と語り、拉致問題のことをまたトランプ頼みなのかと呆れてもいるようでした。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』テーマ「刑務所で相次ぐインフル集団感染。その背景は...」刑務所内での医療の実態と課題を考えました。
細木美知代記者は、法務省・矯正局に取材し、インフルエンザ感染を拡大させないためにどのような対策をとっていたのか、予防接種の費用の問題など詳しく伝えてくれました。
福島刑務所に６年間務めた経験を持ち、現在は山形県にある若宮病院の副院長の日向正光さんにお話を伺いました。「刑務官が感染しウイルスを持ち込む」⇒「インフルエンザが発症しても職員、受刑者は休めず、無理して働いてしまう」⇒「同じ空間でどんどん感染が広がる」というのが、日向先生の見解。
現実的な予防策としては、手洗い・うがい・換気に加え、国費による全職員の予防接種の義務化、感染が疑わしい職員の速やかな自宅療養（隔離）とお話してくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』 石川真紀キャスターが、髪形で差別したら罰金2700万円というニューヨークのガイドラインを取り上げました。これまでアフリカ系アメリカ人が、アフロやドレッドロックスといった黒人固有の髪形で、職場や学校で差別を受けてきた事実から、権利保護を目的としているそう。
『今日のオピニオン』 コメンテーター 精神科医で映画監督の和田秀樹さんが語り下ろしたテーマは「学校でのスマホ解禁の危険性」大阪府教育庁が18日、府内の小中学校の生徒のスマホ持ち込みを認めるガイドライン案を公表。そして19日には、柴山文部科学相が、携帯電話やスマホ持ち込み「原則禁止」とした文科省通知を見直すことを明らかにしたというニュースを受け、精神科医としてはスマホ依存症が心配だと和田さんは言います。
依存症に一度なってしまうともうそれなしでは生きられなくなってしまい、社会的弊害も。依存症はその人間の一生に関わること。
防犯目的に使うのならばガラケーでいいだろうし、もう少し考えるべきではないかというお話でした。
『SAKIDORIスポーツ』 担当は寺島啓太アナウンサー。 オーストリアで世界選手権が開幕したばかり、スキーノルディック複合の話題をお伝えしました。荻原次晴さんのお話では、渡部暁斗選手以外にも、山元豪選手や渡部善斗選手も調子を上げてきているとのこと。団体でのメダルも期待です！！
『ニュースパレードアネックス』 アメリカと中国の両政府は19日、次官級の貿易協議を再開し、21日からは閣僚級で詰めの協議を行います。岡田紀子記者が、みずほ総合研究所 中国室 主任研究員 三浦祐介さんに、中国側からの見方を伺いました。
アメリカの要求を、中国がどこまで譲歩できるのかがポイントとなりそうですね。
『SAKIDORI最前線』 明日2月22日"ねこの日"から公開の映画「ねことじいちゃん」をご紹介。世界的な動物写真家で、この作品の監督を務められた 岩合光昭さんにスタジオにお越しいただき、映画撮影の裏話などじっくり伺いました。 ■「ねことじいちゃん」公式ホームページはこちら
▼大吉じいちゃん（志の輔さん）と猫のタマ（ベーコン）の姿を、ぜひ劇場でご覧になってみてください。
【今日の１曲】 風になる / つじあやの
【斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI!】2019年02月21日 19:26
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