斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! 毎週月曜日~金曜日 15:30~17:50 ON AIR
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  • 第609回:「ホワイト国」除外 日米韓の動きは?

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』。今日のテーマは「韓国をホワイト国から除外。日本・韓国・アメリカはどう動く?」。


    政府は韓国を輸出で優遇対象国から除外する政令改正を閣議決定しました。韓国国内でも国の一大事だと大きく取り上げられていますが、日韓の主張はかみ合っていません。

    「両国ともマイナスのままエスカレートし、深刻な状況」と分析したのは、笹川平和財団・上席研究員の渡部恒雄さん。なぜ後に引けない状況なのかの要因に「この決定に一定の支持があるから」とし、仲介役に意欲を見せるアメリカポンぺオ国務長官について「もっと早い段階ですべきだった。(ポンぺオ国務長官ではなく)大統領がやれば効果的だったと思うが、やるつもりはないだろう」と難しい立場であることを説明しました。

    今後は、「これ以上エスカレートしないためにも、休止協定を署名し、日本政府は求めるべきことをはっきりさせて韓国側に提示、話し合いを持つべき」とコメント。日米韓外相会談でどのようなことが話されるのか注目が集まります。



    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、「高齢ドライバーの事故を防げ!サポカーって何?」。

    高齢ドライバーの免許返納が話題に上がる中、技術で事故をなくそうと自動ブレーキや、ペダルの踏み間違えによる加速抑制を備えた「安全運転サポート車」、通称「サポカー」の普及・啓発が進められています。



    細木美知代記者は、サポカーの乗車体験が行われている向島警察署から中継。

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    都内の警察署でこのような体験が行われるのは初で、多くの方がサポカーに興味津々で集まっていました。



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    トヨタモビリティ東京の岡谷充志さんにお話を伺うと、サポカー導入により、追突事故は9割、駐車場での踏み間違い事故は7割も軽減できたそう! 新車は標準装備として付いていることがほとんどで、今後は後付けでどれだけ普及できるかが課題となりそうです。

    田中正史記者は、サポカーに乗ってみたいという方に向けて、JAFが実施する50歳以上を対象としたシニアドライバーズスクールや、ディーラーでの試乗の紹介してくれました。

    技術で事故は軽減できても、やはり機能を過信せずに安全運転を心掛けたいですね。



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    『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。

    今日写真を撮ったのは、ゴールデンラジオなどをオンエアしている第1スタジオ。窓の外は浜松町駅前の開発の様子がよく見えます。



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    経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「郵政トップはおやめなさい!」。

    6月24日に行われた日本郵政の会長の会見では「ルール違反はない」と言っていたにも関わらず、先日の会見では一転、「ご意向に沿わず不利益がある」と発言。この手のひら返しに荻原さんは怒っています! 今回の件を受けて頭によぎるのは「郵政民営化の失敗」という言葉。小泉政権で行われた政策ですが、12年が経った今、再び国営化の可能性も考えられます。しかし、そうなると必要になってくるのがお金...最終的には税金で処理されるかもしれず、郵政トップの責任は重いです。



    今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。取り上げたのは「ラグビー パシフィックネーションズカップ」です。

    27日に行われた初戦は、強敵フィジーに8年ぶりの勝利を飾った日本代表! 前半からボール支配率も高く、タックルもよかったと試合を振り返りました。

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    最初にトライを決めたのは、長アナの推し「福岡堅樹選手」! その様子を熱く語る長アナでした。

    そして、明日行われるトンガ戦についてラグビー元日本代表の大西将太郎さんに伺うと、「前日練習を見ると、やはりトンガの選手は体が大きい! しかしその分スピードは少し遅く感じたのでそこをついていけば」と語ってくれました。



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    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    就任から3年を迎え、残り任期が1年となった小池百合子東京都知事が今日定例会見を開き、これまでを振り返りながら、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた課題を挙げました。

    1つは暑さ対策、そして交通渋滞。船の定期便など、様々な対策を進めていますが、開催まで1年を切り、運営準備が一層注目されそうです。



    『世の中SAKIDORI』、金曜日はビジネス先取り。

    今日は、時代の最先端を行く様々なジャンルの方にお話を伺う「一美が訊く」。

    今回は、中央大学の松野良一教授のゼミ生が取材して制作した本「日本全国B29慰霊碑物語」を取り上げました。

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    アメリカ軍の爆撃機・B29の慰霊碑は、友好碑も合わせると日本全国で30ヵ所以上もあり、それをすべて調べて作られたのがこの2冊。

    今回は、松野教授と、ゼミ生を代表して、総合政策学部4年の谷井健吾さん、3年の佐藤仁紀さんにお話を伺いました。

    制作のきっかけは、中央大学がある多摩地区の慰霊碑2つを調べ、ドキュメンタリーを作ったこと。その過程で、「全国にはどのくらいあるんだろう?」という素朴な疑問だったといいます。

    調べていく中で、捕虜として日本にいる間に広島の原爆の被害にあったアメリカ人がいること、当時は米兵憎いとされながらもアメリカ兵の遺体をきれいにする母親の姿に感銘を受けた少年の存在、特攻平和会館がある鹿児島県知覧では沖縄地上戦の後も何度も空襲を受けていたこと、など・・・それぞれの慰霊碑に隠されたストーリーに衝撃を受けたそうです。

    学校で学ぶ戦争とは違う、生々しい証言を元にした犠牲者たちの壮絶な物語をぜひご覧ください。

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    「日本全国B29慰霊碑物語」と「続・日本全国B29慰霊碑物語」は税別300円。

    中央大学出版部、またはお近くの書店にお問い合わせください。



    【今日の1曲】 カナリア諸島にて / 大滝詠一



    今週もお聞き頂き、ありがとうございました!

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