斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! 毎週月曜日~金曜日 15:30~17:50 ON AIR
facebook
twtter
facebook
twitter

記事

  • 第707回:今日判決が言い渡された2つの裁判

    挑発行為が続く北朝鮮。 アメリカはどう出るのか?
    明日に迫ったトランプ大統領の弾劾採決の見通しも含めてサキドリした『ニュースオフサイド』

    お話を伺った北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長の高英起さんは「米朝、何が起こるかわからないとはいえ、それを踏まえたうえで、舌戦のレベルだと見ている。いつまでにグアムを攻撃するとか言いつつ、スルーしてきたから、まだ深刻なところまでは来てないんじゃないか。北朝鮮は、今すぐアメリカと対話をしないと国家が崩壊するということはない。金総書記としては、アメリカと話し合っている間は大丈夫という担保が欲しい。」との見立て。色々な材料から見ても、一触即発は極めて低いというお話でした。

    トランプ大統領はどのような状況にあるのか?
    ワシントン在住のジャーナリスト 武内麻由美さんのレポートを交え、清水克彦デスクが解説。
    年内に「米中貿易協議」「アメリカの景気」この2つの大きな峠を越えたといえるトランプ大統領。年明けに上院で弾劾裁判が行われることになりそうですが、よほどのことがない限り、弾劾罷免されることはないということでした。
    出馬をしていないヒラリー・クリントンさんが人気を集めているという興味深い世論調査も紹介。
    skd-20191218 (2).JPG
    【おまけ】放送中は音を立てないよう、なるべくそーっと出入りします。永野デスクもソロリソロリ。
    skd-20191218 (3).JPG

    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    東海道新幹線で昨年6月、乗客の男女3人が殺傷された事件、殺人や殺人未遂の罪に問われている小島一朗被告の裁判員裁判。その判決公判が横浜地裁小田原支部で開かれ、無期懲役が言い渡されました。
    サキ20191218 (4).jpg
    竹田有里記者のレポートによると、佐脇裁判長は判決理由で「反省の態度はなく、厳しい非難は免れない。刑務所での服役で刑責の重さに向き合わせるのが相当」と述べました。
    判決を聞いた小島被告は、控訴手続きの説明を受けると「控訴はしません。万歳三唱します。」と叫び、刑務官らに抑えられながらも手を挙げて万歳三唱を続け、閉廷となったということです。
    ▼傍聴席32席に対し、300人もの大勢の人が集まりました。関心の高い裁判だということが分かります。
    サキ20191218 (5).jpg
    今回の判決について、元検事で刑事事件に詳しい弁護士の髙橋麻理さんにお話を伺いました。
    髙橋さんは「正直申し上げて、被害者のことを思うと「これが妥当です」とはっきり言いきれない。死刑の求刑というのも選択肢にあったのではないかと思う。果たしてこの被告人が本心を語っていたのかというと、意見は分かれるだろう。その意味で量刑判断は難しかったと思う。しかしながら過去の判例を考えると、その範囲から大きく外れていない結果だ。ただ、被害者の人数が絶対の判断基準になってしまうのはおかしいのではないかと思う。」とのこと。
    そして、今後、小島被告が仮釈放などで刑務所から出てくる可能性についても解説してくださいました。


    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから、17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』でお伝えする主な内容をご紹介!
    今日は「ゴールドマン・サックス、幹部の個室をオープンオフィスへ切り替えたことで部下のストレス増加?」というニュースをピックアップ。
    仕切りのない職場は日本では当たり前ですが、お互いの視線をさえぎって集中できるスペースがあった方が生産性は上がるということも分かっているそうです。
    なかには、喫茶店などのオープンスペースであれば、周りには自分とつながりのない人なので仕事が捗るという人もいますね。
    防災的な面ではオープンスペースのほうが良い場合も。出来る範囲で自分の身の回りを見直してみると、仕事も効率よく進むかも?
    skd-20191218 (8).jpg

    コメンテーター文筆家の古谷経衡さんの『今日のオピニオン』 テーマは「伊藤詩織さん 全面勝訴に想うこと」
    今回、民事で合意なき性行為が行われたということが認められ、伊藤詩織さんを全面支持したいという古谷さんですが、山口氏とも伊藤さんとも面識があるといいます。
    当時、とある番組にジャーナリストという肩書で毎週のように呼ばれ、安倍政権に関して極端に肯定的な意見ばかり言う山口氏を見ていて、「ジャーナリストではなく作家的」だと思っていたし、番組側の人選にも疑問を感じていたそうです。
    その後、山口氏は今回の報道が出て、何もなかったようにフェードアウト。
    「メディアはこれに対してなんの説明もない。野放図に使って、野放図に降板。山口さんに嫌疑があると思うから使わなくなったんでしょう?使わなくなった理由を明確にしないのは不誠実じゃないか?こういうところのメディアの責任を考えてほしいなと思う。」と語りました。
    skd-20191218 (1).jpg
    『SAKIDORIスポーツ』
    槙島範彦アナウンサーが取り上げたのは、野球のシーズンオフのこの時期に成長した選手たち。
    サキ20191218 (1).jpg
    海外野球の取材経験も豊富で、ウィンターリーグが行われていたプエルトリコから昨日帰国したばかりのスポーツライター 中島大輔さんにお電話を繋ぎ、ウィンターリーグに参加したオリックスのT-岡田選手やソフトバンクの田中正義投手たちのプレーを総括していただきました。
    ▼野球とはまったく関係ないプエルトリコ豆知識を嬉しそうに披露する古谷さんでした。
    skd-20191218 (5).JPG
    『ニュースパレードアネックス』
    ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之氏から性的な暴力を受けたとして1100万円の損害賠償を求めた裁判。
    東京地裁は今日、山口氏に330万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。一方、伊藤さんに名誉を傷つけられたとした山口氏の賠償請求は退けました。
    判決を受け、伊藤さんが開いた会見を取材したのは石森則和記者です。改めて事件の経緯と今日言い渡された判決をおさらいした上で、裁判では、つい立てなどを立てずに、あえて山口氏と顔を合わせて一人のジャーナリストとして臨んだ伊藤さんの姿などをレポートしてもらいました。
    ▼「何度か会っているけれど、伊藤さんの笑顔を初めて見た」と石森記者が言うように、これまで険しい表情が多かったですよね。
    サキ20191218 (3).jpg
    かわって、山口氏の会見を取材した伊藤佳子記者のレポート。
    山口氏は「判決はまったく納得がいかない。控訴する。法に反することは一切していない。伊藤さんが言っているのは嘘で、矛盾点を複数主張したのに検証されることもなく無視されている。今後は法廷の外でも主張していきたい。」としました。
    「就職活動をしている女性に対しての行動として道義的に問題は?」の記者の質問に対しては、「反省はたくさんあるが、法に反することはしていない。あえて言うならば、自分の行動は適切ではなかった。」と述べたということです。
    サキ20191218 (7).jpg

    『SAKIDORIクリニック』
    本郷赤門前クリニック 院長で医学博士 吉田たかよし先生が「忘年会で、すい臓と肝臓を守る正しい飲み方」というお話をしてくださいました。
    安全に飲む方法として、食べる・飲むの順番が大事。
    すきっ腹にお酒を飲むとすぐに吸収され、血液中のアルコール濃度が跳ね上がり、肝臓やすい臓に大きなダメージが!先に食事をしてから忘年会に臨むのがオススメですが、それが無理な場合、乾杯の時は飲んでるふりをしましょう。まずは食べること!そして、20分我慢してから、お酒を飲むことでアルコール濃度がすぐに跳ね上がることも防げます。
    skd-20191218 (7).JPG

    【今日の1曲】 僕が僕であるために / 尾崎豊

CALENDAR

< 2020年9月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
TOPへ
radiko