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  • 第734回:新型コロナウイルス拡大、対応は?

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、「広がる新型コロナウイルス。春節を迎え、日本と中国の対応は?」。

    日本で初めて感染患者が確認されたのが16日、この一週間で発症者は拡大し、中国国内の死者は合わせて26人、発症者は830人と発表されました。現在、北京にいる産経新聞中国総局の西見由章記者に中国国内の様子を伺うと、武漢市の交通機関の遮断により、食料や水の買いだめなどが起こっていること、また発熱を訴える方が病院に訪れるが多くて入りきらない状況であると不安が続く状況を伝えてくれました。他にもイベントの中止など、春節を迎える中国に様々な影響が広がっています。

    世界中が注目している新型コロナウイルス、中国当局は感染の正確な現状把握に努めていて、患者数のごまかしや隠ぺいは処分する構えも見せています。そのため、当局からの発表はしっかりした情報とみていいだろうと西見さんは感じています。



    一方、日本では水際対策を強化していますが、具体的にはどのような状況で、どのような予防を行っているのでしょうか。

    札幌市のJRタワーホテル日航札幌のマーケティング部長、中村正彦さんにお話を伺いました。今年も例年通り7割が外国人のお客様だそうで、保健所からは体温が37.5度以上、呼吸器に異常が出た方には即座に連絡するよう伝えられているそうです。JRタワーホテルでも、張り紙をしてすぐに対応できるよう努めているといいます。また、アルコール消毒をしたり、今後は従業員への感染がないよう検討するそうです。



    また、田中正史記者は、春節のお祝いが始まる横浜中華街へ! 横浜市港湾局は船舶内で感染が行った場合の訓練が行ったり、街の方は「マスクをしようと思う」など予防に力を入れている様子でした。



    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、2つのニュースに注目。

    まずは、「津久井やまゆり園の裁判、今日から被告人質問」。

    入所者45人を殺傷した罪に問われている元施設従業員の植松聖被告の裁判員裁判が横浜地裁で行われ、弁護側による被告人質問が始まりました。焦点となるのは、植松被告に責任能力があったのかなかったのか。弁護士は精神障害があって責任能力がなかったか、弱くなっていたとして無罪を主張していますが、今回の被告人質問で植松被告は何を語ったのでしょうか。

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    吉田涙子記者は、事件で長男が重傷を負った尾野剛志さんにお話を伺いました。「ずっと植松被告の意思はぶれていない。被害者に対しては、仕方ないというようなことを言っていた」と裁判に出席したときの様子を語ってくれました。午後からは、弁護人からさらに踏み込んだ質問がされ、なぜこのような事件を起こしたのかについては、「気が付いたから」や「トランプ大統領に影響されて」などと述べたといいます。



    そして、もう一つは「センバツ高校野球、きょう出場校決定!」。

    注目は、困難な状況を克服して好成績を残した学校が対象の21世紀枠。帯広農(北海道)、磐城(福島)、平田(島根)の3校が選ばれました。

    サキドリでは、福島の磐城高校に注目! 長年取材しているラジオ福島の小川栄一アナウンサーにお話を伺うと、秋季東北大会ではベスト8。大会後は、台風被害の泥だし作業や家屋の片づけなどのボランティア活動を実施、活動を通じてかなりタフなメンタルが鍛えられたそうです。目標はもちろ日本一! 小川アナも長年取材してきた学校の出場に胸いっぱいの様子でした。



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    『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀記者が担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。

    今日紹介したニュースは、千葉県野田市で小4女児が虐待死した事件から1年。市と児童相談所の認識の食い違いにより一時保護が解除された後、悲惨な事件を止めることができませんでした。再発防止に向けた体制の改善を願います。



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    経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「暖冬で景気が悪化」。

    今年は暖冬です。ゴルフ場が賑わったり、アイスやビールの売れ行きが伸びるなどプラスの面がある一方、デメリットもたくさんあります。例えば、農家は葉物野菜がたくさん収穫できる一方、収穫が追い付かなかったり、安値に売られてしまいます。また、冬物が売れなかったり、ゲレンデが約7割しか営業できないなど苦戦を強いられているサービスがいろいろあります。

    これから春闘を迎えますが、給料も上がらないかも・・・と景気不安を訴えました。



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    今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。

    取り上げたのは、明後日行われる「大阪国際女子マラソン」です。東京オリンピックマラソン女子日本代表の最後の1枠を競う選考会の1つです。

    すでに前田穂南選手、鈴木亜由子選手が内定していて、最後の1枠に入るためには2時間22分22秒の設定記録を突破し、かつ日本人最速タイムをとる必要があります。一体どんなレースになるのかプロランニングコーチの金哲彦さんにお話を伺いました。注目選手は、福士加代子選手、松田瑞生選手、小原怜選手。特に小原選手は、ぜひ自身のタイムを突破してほしいと語りました。タイム突破について、天候がよければ3人とも突破の可能性があるそうで、今の予報では、くもりで天候もランナーにとっては整っています。どの選手が1位になるのか、楽しみですね!



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    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    東京オリンピック開幕までいよいよ半年になりました。新国立競技場から竹田有里記者です。

    今日、フェリーの運航会社が港区の客船ターミナルで、テロを想定した訓練を実施しました。4年に1度の祭典、船舶はテロのソフトターゲットになる可能性があるということで、乗組員が連携してテロなどの脅威に対応できるよう連携を強めていました。小池都知事は危機管理について、「世界中の期待に応えるべく、万全の体制をしていく。考えられないことを考えることが危機管理、仮想の問題にも対処できるよう努める」としました。



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    今日の『世の中SAKIDORI』は、ビジネスサキドリ。

    ニュースサイト「nippon.com」で取材、編集を担当している貝田尚重さんに、「サンマが消える日」というテーマでお話して頂きました。

    去年の秋、サンマが不漁だというニュースを番組でも取り上げましたが、サンマの水揚げが減った要因として、サンマを食べる国が増えたということ、温暖化によりサンマが好む水温より高くなってしまったため日本にサンマが近づかないのかもしれないと分析。限られた資源の中で、世界で分け合い、保護しながらサンマを食べられる環境を維持していくことが大切としました。

    他にも、サンマ以外の魚にも目を向け、国際的に乱獲しない仕組みづくりの重要性や、食品を無駄にしない意識を持つことなど、私たちも考えも改めていくことが必要です。



    【今日の1曲】フライディ・チャイナタウン / 泰葉



    今週もお聞き頂き、ありがとうございました!

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