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  • 第804回:唾液でPCR検査

    『ニュースオフサイド』は、「検査数拡大の切り札になるか? 唾液でできるPCR検査」。

    北海道大学でPCR検査数を飛躍的に増加させる検査方法が研究されています。それが「唾液を使った検査」。

    一体どのようなものなのか、北海道大学 血液内科教授で検査輸血部長の豊嶋崇徳さんにお話を伺いました。

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    現在のPCR検査は、鼻や喉の粘膜を綿棒でこすって行うのが一般的ですが、それはインフルエンザの検査と同じように考えているから。ある日、豊嶋さんは、鼻と唾液の両方から採取し検査したところ、鼻は陰性にも関わらず、唾液は陽性だったという経験から唾液での検査を思い付いたそうです。味覚異常もそれが原因なのではと仮説を唱えました。


    そして、実はこの研究、先週の土曜日から始まったばかり! しかし、すでに綿棒と唾液の比較を10回ほど行っていて、すべて結果は一致しているそうです。これがあれば手間もかからず、くしゃみや咳などの飛沫感染による二次感染のリスクも抑えられると期待されています。実際にアメリカではドライブスルーで唾液検査を行っているところもあるため、日本でもこの流れができたらとお話してくれました。

    現在、北海道では第2波が来ていると言われています。今後、東京など大都市でも第2波がくることが予想されるため、これからの拡大に備えて様々な手段をもっておくことが危機管理として大切だということです。



    『きょうのナマチュウ』は、2つのニュースに注目!

    まずは、緊急事態宣言延長の方針が示唆されるなか、専門家会議が開かれました。

    一体どのような見解が述べられたのか田中正史記者が伝えてくれました。

    まず、知事たちから出ているのが「延長するかは直前ではなく早く判断してほしい」という要望でした。しかし、専門家からは、感染拡大の状況を見て期限や対象地域を決めますが、それは直前のデータを見て判断するというもの。

    専門家会議では、自粛の効果か感染者が減少傾向にあるという嬉しい発表があった反面、今後、徹底した行動制限をしないと感染拡大は再燃、これまでの努力や成果を失ってしまう可能性もあるとまだまだ気が抜けない状況であることを示唆しました。


    もう1つは、新型コロナウイルス感染者で軽症の方を受け入れる宿泊療養施設が新たに2つ開設という話題。

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    伊藤佳子記者は、そのうちの1つ、墨田区のアパホテル&リゾート「両国駅タワー」を取材しました。

    開業前ということで、すごくキレイ! 部屋も清潔に保たれ、安心して入れる環境となっています。

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    伊藤記者が入ってすぐに気になったのが、ペッパーくん!

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    感染者をねぎらうような言葉など、声掛けをしてくれます。

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    さらに、プログラミングされたAIお掃除ロボットも! プログラムされた通りに動くので掃除のし忘れもありません。

    他にも24時間看護師が常駐など、利用者のニーズに沿った環境を整えています。しかし、自宅に子どもやペットがいる、介護があるなどホテルの利用を断る方も多いそう。それは市区町村でも協力するので、宿泊療養に集中してほしいと都の声を紹介しました。



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    石川真紀キャスターが報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。

    今日は、アメリカのテレビ番組で、男性記者がリモート出演中、カメラがずれてふとももが露わに・・・ズボンを履き忘れていたハプニングが! というニュースを取り上げました。

    リモート出演や会議などが当たり前の光景となっている昨今、みなさまも履き忘れにはご注意を!(笑)



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    経済ジャーナリスト 荻原博子さんが語りおろす『今日のオピニオン』。

    テーマは「それ今ですか?」。

    「政府の今やらなきゃいけないことがズレている!」というのが今回のテーマ。9月入学に始まり、検察官の定年延長問題、年金支給年齢の引き上げ、コロナ収束後のGo To キャンペーンなど、「こんなこと今やってる話ですか!!」とお怒りの荻原さん。

    補正予算案の詳細も、Go To キャンペーンの約半分しかない助成金の少なさ、ワクチン開発にはたった275億円しか出さないなど、今なにが一番大事なのか、優先順位が全くわかっていない予算組みに「政府のやることは何なのか自覚して! もっと危機感を持ってほしい」と訴えました。


    『SAKIDORIスポーツ』は、西川文野アナウンサーが、スポーツトピックスをお伝えしました。


    『ニュースパレードアネックス』は、新型コロナウイルスの感染拡大により学生たちの及ぼす影響と学生団体の動きを山本カオリ記者が取り上げました。

    調査によると、5人に1人が退学を検討するなど、経済的に追い込まれている実態が浮かび上がってきました。

    事実、実家の収入が減ったことで学費の支払いが困難となってしまった場合や、オンライン授業といっても専門性の高い大学の講義はスペックが高いPCでの受講が求められそれの準備でさらにお金がかかってしまうということ。自粛により、外にも出られないし、実家に帰ることもできず、ひとりで不安と戦っている学生がとても多いことがわかりました。

    学生団体「FREE 高等教育無償化プロジェクト」は、「学生にとって学費は生きているだけでかかる固定費。テナントと一緒で補助が必要だ」と声を上げています。このままでは学生の未来が絶たれてしまう可能性もあります。政府でどうにか補助ができないのか、対応が待たれます。



    金曜日の『世の中SAKIDORI』は、「週刊ワダヒデキ」。

    精神科医で映画監督の和田秀樹さんが語ったテーマは「コロナうつにならないために」。

    外出自粛の影響でうつ傾向の方が増えているそうで、コロナ以外での体調の変化に気づけるかが大切だそうです。

    気になるうつのサインは「眠れない」と「食欲が落ちる」。

    不眠も夜中に何度も目が覚めてしまう方は注意が必要で、さらに不眠だからとアルコールに頼ってしまうとアルコール依存症になる可能性もあるんだとか。毎日日光に浴びることで幸せホルモン「セロトニン」が分泌され、食事も魚より肉が好ましいそうです。

    また、「これをしてはいけない」など、偏った思考をしていると、もしも何かあったとき苦しくなってうつ傾向になることもあります。ものの考え方も柔軟にしようとアドバイスしてくれました。



    【今日の一曲】 手紙 / back number 

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