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  • 第818回:賭けマージャン問題で、黒川弘務検事長 辞職へ

    今日のコメンテーターは先日ご結婚された米山隆一さんと室井佑月さんの "愛のキューピッド" でもいらっしゃる元経済産業省官僚の古賀茂明さんでした!

    気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
    「STAY HOME」が呼びかけられているさなか、新聞記者との賭けマージャンの報道で、辞職に追い込まれることになった東京高検の黒川弘務検事長の問題と緊急事態宣言解除に向けた動きを取り上げました。

    国会記者クラブからの山本カオリ記者のレポートによると、どうやら、与党のみならず野党側にも黒川氏に色々お世話になった方がいるようです。
    すでに辞意を表明しているのは、野党よりも与党内から「罷免される可能性があるから、辞めるなら一刻も早く辞めた方がいい」ということになったよう。
    野党は、調査結果を今日中に報告しなければ明日以降はストップだ!と猛反発しています。いずれにしろ今後、様々な波風が起こるのは避けられないといった状況。

    黒川氏と司法修習生時代の同期である若狭勝さんは、「すぐに認めたのは、事実としてそういうことがあったということと、自分の立場で悪いことをしたということなのだろう。」と言います。
    若狭さんから見た黒川氏は、素朴な、正義感が強い、被害者の痛みをよく分かっている人物だとか。
    また人付き合いが良く、フランクな人柄で、幅広い交流関係があり、政治家とも親密だったようです。
    「定年を延長した言い出しっぺが形の上では、法務省側のように見えるが、官邸側だと私は見ている。"余人をもって代えがたい"人物が賭けマージャンで辞職とは、見る目がなかったと言わざるを得ない。人物像を見誤っていたという部分で内閣の求心力は失われる。」ともおっしゃっていました。
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    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は2つに注目!
    まずは緊急事態宣言、追加解除をめぐる動き。和歌山県の仁坂吉伸知事にお話を聞きました。
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    「不要不急の外出をやめよう」ではなく、「安全な生活、安全な外出」と呼び掛けたという和歌山県。
    関西圏の緊急事態宣言解除については、「大阪や京都や兵庫の府県民の方々が一生懸命協力して努力したからのことで、敬意を表する」とおっしゃっていました。
    「大阪の吉村知事が言っているように、経済のためにもコロナと共存をしていかないといけない部分もある。解除は、淡々とやったらいいと思う。ただ、感染者が増えれば保健所の機能が追い付かなくなる。コロナ対策には2つの大事な要素がある。保険・医療・行政をきちんとやる【行政の努力】、それがうまく出来なくなった時に【国民の努力】。
    感染者数という点では減ってきているので、行政の努力をきちんとタガを締めなおして、数が少なくなれば解除でいいだろう。」とお話してくださいました。
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    岩手県の達増知事、広島県の湯崎知事ら、知事の有志5人は今日、日本記者クラブで会見を開きました。
    会見を取材し、内容をまとめてくれた西村志野記者。
    PCR検査を始めとする検査の大規模実施で早期に感染者を発見して、感染拡大を徹底的に防止すべきであると、第2波への備えの重要性を訴えたということです。
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    2つ目は、2カ月半遅れの明日開幕となる「中国の全人代」です。
    どのような点に注目すればいいのかを、共同通信社・中国総局の大熊雄一郎記者に伝えてもらいました。
    経済や外交の正常化の青写真をどう描くか、毎年出しているGDP目標値をガクッと落ちているこの現状で出せるのか、そして7千万人と噂される失業者のこと、新卒800万人の若者が仕事が見つからないと社会の問題に繋がるため、どう解決していくのかも注目。
    習近平政権は、トランプ大統領の発言を深刻に受け止めており、世界へマスクを送ったりと、国際貢献をアピールしているそうです。


    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから「ニューヨーク市低の抗体検査で、低所得地域の陽性率が平均の2倍超」というニュースをお伝えしました。
    ニューヨーク州のクオモ知事は20日の記者会見で、新型コロナウイルスの抗体検査の結果、ニューヨーク市内の低所得者が多く住む地域で陽性率が最高43%に達したと明らかにしました。市民の経済・社会格差が改めて浮き彫りになったかたちです。クオモ知事は、低所得者向けの公営住宅では人との距離を取りにくいことなどが感染拡大の原因だとの見方を示しています。
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    本日のコメンテーター、元経済産業省官僚・古賀茂明さんの『今日のオピニオン』
    テーマは「マイナンバーの口座紐付けをどう考える」
    10万円の一律給付金。混乱が目立つのが、パソコンなどを使うオンラインでの申請です。
    これにはマイナンバーカードが必要なため、取得していなかった人たちが「で、あれば」と窓口に殺到。オンライン申請はもともと、窓口を訪れずに手続きを行うことで感染防止を図るとともに、迅速な給付を実現する目的がありますが、本末転倒です。
    海外では、個人情報の管理は特に弱い人のための権利(社会権)で国民も納得しています。
    ところが日本は、「便利にやりたい役所の都合。我々はマイナンバーで嬉しいなってことはない。給付金の手続きを逆手にとって、マイナンバーで口座も紐付けられていればよかったんだよねーという言い方にしてる。」と指摘した上で、マイナンバー自体の必要性と、それをやるためには国民が政府を信頼しないと難しいというお話をしてくださいました。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    松井佐祐里アナウンサーが、「IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が、延期となった東京オリンピックが来年に開催されなかった場合には中止を言及」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
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    『ニュースパレードアネックス』
    東京高等検察庁の黒川弘務検事長が新聞記者らと賭けマージャンをしたと報じられた問題。ここでは、国会で取材中の岡田紀子記者に伝えてもらいました。
    現在もあわただしい様の永田町。夕方行われた衆院法務委員会理事懇談会で、黒川検事長の賭けマージャン問題の調査結果が報告されました。報じられている通り、5月に2回かけマージャンを行ったことを認め、常日頃から定期的に行っていたことは否定しています。
    このあと、会見を開く安倍総理大臣がこのなかで、黒川問題に触れるかは不明だということです。


    吉田愛梨レポーターがお届けする『SAKIDORI最前線』
    テレワーク中の愛梨レポーター、今日も得意のピアノ演奏を聴かせてくれましたね。曲は「can you celebrate?」ということで、今日はこの曲にもつながるこんな素敵なものをご紹介!
    原宿・東郷記念館が今月から始めた、オンラインでの結婚式「東郷 LIVE WEDDING 祝言」です。
    東京都の結婚式場は休業要請を受けてはいません。しかし、原宿・東郷記念館はお客様の安全優先で緊急事態宣言前からいち早く休業しているのですが、今回、このリモートでの結婚式を選択されたカップルもいらっしゃったようです。
    詳しくは、『世の中SAKIDORI~最新 映画・本・お店情報~』に、愛梨レポーターがまとめてくれていますので、チェックしてみてください。

    【今日の1曲目】 ROCK ME NOW / VOW WOW

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