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  • 第857回:東京都、感染警戒レベル引き上げへ。

    今日のコメンテーター古谷さん、オープニングには間に合いませんでしたが、無事到着。
    完全に時間を1時間勘違いしていたようです...!
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    今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』は2本立て。
    1つ目は、東京都の感染警戒レベル、最も深刻な「感染が拡大している」へ引き上げを検討。
    都庁から岡田紀子記者のレポートによると、朝、登庁した小池知事は険しい表情だったといいます。
    13時から行われたモニタリング会議では、第一波とは明らかに違う点が2つあるという指摘がされ、1つは若い世代に感染者が拡がっていること。そしてもう1つは重症患者は横ばい。専門家からは「このまま何を手を打たなければ天文学的数値に拡大する」という意見もあがりました。
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    鳥取県の首長である平井伸治知事にお話を伺いました。
    このタイミングでの『Go To トラベルキャンペーン』スタートについて正直心配だと語り、「現在の東京の状況は不安定。東京のために我々地方の知事が出来ることを手伝いたい。例えば、保健士さんの派遣。東京の災害並みのコロナはとても他人事ではないわけで、日本全国の経済社会に影響が。我々が厳しい時には東京に助けてもらいたいかもしれないし、東京が厳しい時には応援してもいいんじゃないか。お客様を受け入れる側も感染拡大に対して緊張しているし、心配だというのが観光地の本音だろう。みんながハッピーな状況でスタートすべきだと思うので、感染拡大地域は遅らせるなどバリエーションを慎重に考えるべきではないかと全国知事会で提案させていただいている。」
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    鳥取県は県独自で、パーテーションや密を避けるマナーなど観光地のガイドラインを作成。
    「我々の小さい地方は医療資源がたくさんあるわけではない。高齢者も多いのですぐに重症化しかねない。医療崩壊になる危機感があるので、先回りを!」
    1週間ほど前に1人陽性者が出て、300人にPCR検査を行ったそうです。
    「濃厚接触者に限らず心配な方には検査を受けて頂く。我々は丁寧にケアをして、外堀を埋めていく。スピードが大事。初動で染み出してしまわないように。」と語ってくださいました。
    最後に、「予防は簡単。お一人お一人が気を付けるだけ。皆さん、ご協力を!鳥取県では【新型コロナ克服3カ条】を発表して感染予防を訴えている。①「人と人 間(あいだ)が愛だ」②「三つもの密だとミスだ」③「幸せは予防で呼ぼう」いいでしょう?(笑)」
    お得意のダジャレでユーモアあふれる【新型コロナ克服3カ条】ですね!
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    続いて、『Go To トラベル』に相次ぐ批判の声について。
    こうした悩ましい状況の中、東京にお住まいの方々は旅行について、どのような気持ちを抱えているのでしょうか?
    有楽町で取材した細木美知代記者によると、15人お話を聞いて「旅行する」と答えた方は4人でした。
    旅行に行きたい気持ちはものすごくあるが、自粛しないといけないと語る方が多い一方で、「行く!お得なうちに絶対行きたい!」「近場に行きたいかな」「人が少なそうなところを観光したい」という声も。
    ▼外取材から戻ってきた天海ディレクター & 細木記者。
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    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    新宿 「夜の街」、集団検査と感染対策の内情について考えました。
    都内最多の1100人を超える感染者の新宿。新型コロナウイルスに感染した区民に対し、1人当たり10万円を支給する新宿区の独自策との関連性は?

    新宿区の新型コロナウイルス見舞金担当の副参事・井出修さんにお話を伺いました。
    見舞金は、社会経済活動が制限された区民の皆さんの経済的損失を補填して生活を支援していく狙いがあります。
    見舞金目当てで積極的に検査を受けているんじゃないかという穿った見方に関しては、「見舞金制度と夜の街関連の感染者激増のタイミングが一致したせいで、報道やSNSで言われるようになったのかなと思う。見舞金は新宿に住民票がある方が対象。自分のお店を守る、自分自身を守るために検査を受けているのに、そういう見方をされてしまい、自分たちはそういうつもりはないのに迷惑だという声も出ている。10万円目当てで罹患するというのは、もう個人のモラルの問題なので何とも言えない。」ともおっしゃっていました。

    検査に協力的な「夜の街」関連のお店が増えた背景について伺ったのは、集団検査のキーマンで歌舞伎町のホストクラブなどを多数経営されている「スマッパ!グループ」会長、手塚マキさんです。
    「6月1日に新宿区長から連絡があり、「夜の街」関連で感染者が出ているが疫学調査に協力してもらうのが難しく、どうすれば協力してもらえるのか相談を受けた。都知事しかり「夜の街、夜の街」と発言されて、行政そのものに我々は不信感があった。でも僕は、この区長の発言で、新宿区は敵じゃない、歩み寄りながら一緒に考えられるんだと伝わったので、それを事業者に直接伝えてもらい、その後、連絡会が発足した。」そうです。実際に調査に協力されたばかりの時には、10万円の見舞金制度は議決されていなかったことも語ってくださいました。
    「感染防止対策として一般的に言われていることはどの店もやっている。うちでは、スタッフもお客様も靴の裏まで消毒したり、検温や換気も徹底。ただ、社会の中での感染症へ対する姿勢として、ものすごくビビっている人間と、そんなの大丈夫と思っている人がいるのと同じくらいの比率で、歌舞伎町にも一定の割合で居るとは思う。区役所の勉強会では、専門家の方々とクラスターが起きたお店を見に行ったりもして考えているが、現実にホストクラブでの感染ではなくて、集団生活していることでの感染拡大の方が大きいのではないかとも考えられる。」というお話でした。
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    石川真紀 キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目を紹介しています。
    今日は、森友事件で自殺に追い込まれた職員の赤木俊夫さんの妻・雅子さんが提訴した民事裁判の初弁論についてもお伝えしました。弁論後の会見で、雅子さんは真相解明に後ろ向きな国を批判し「1人でも多くの方に、こういうことが今住んでいる日本で実際にあることなんだということを知っていただきたいと思います」と語っています。
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    作家・古谷経衡さんの『今日のオピニオン』
    テーマは「日本人初の月面着陸なるか」
    7月10日の産経新聞で報じられた「日本人初の月面着陸、日米が合意。10年以内にも実現」というニュースを取り上げました。
    そもそも宇宙開発の始まりというものは、軍事開発の副産物だったというところから辿って、語り下ろし!
    人類が宇宙開発の基礎となるミサイル(V1ロケット、V2ロケット)を作ったのは第2次世界大戦時中。
    ほとんどの諸外国・先進国がまずミサイルを作り、それを民生転用して宇宙ロケットを作るという流れを踏んでいますが、日本だけは純粋に平和科学的探究心で開発してきたといいます。
    しかし、日本は戦後堅守してきた宇宙の平和利用を、平成20年に「宇宙基本法」を作って大転換しました。そこから日本の宇宙開発というものが、防衛関係の方面にも伸ばしていこうという方針に変わったのだそう。
    「良いか悪いかは別として、日米共同で月面着陸するとなれば、今後、宇宙飛行士ではなく自衛隊員が行くことになるだろう。宇宙開発と軍事は切り離せないものだ。」と語った古谷さんでした。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    水谷加奈アナウンサーが、「メジャーリーグ・マリナーズの平野佳寿が新型コロナの検査で陽性反応を示していたことが分かった」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
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    『ニュースパレードアネックス』
    東京都は専門家から「コロナウイルス感染が拡大し深刻な状況にある」との報告がありました。これを受け、小池知事は、現在臨時の記者会見を行っています。まだ続いている記者会見について、都庁から、岡田紀子記者に伝えてもらいました。
    小池知事は、感染拡大警報を発すべき段階に来ているとし、都としては【積極的な検査拡大で感染拡大の抑制】【地域の実情を踏まえた重点的・ピンポイントの対策】【年齢層・業態に応じたきめ細かい対応】という3つを軸に対策を講じるとの方向性を示しました。

    『SAKIDORIクリニック』
    本郷赤門前クリニック院長で医学博士・吉田たかよし先生が「関東の人も今から備えたい!大雨に被災した後に生じる心臓と脳と肺の病気」というお話をしてくださいました。
    被災し過酷な状態になると人間は「コルチゾール」などのストレスホルモンが増え、血液がドロドロ固まりやすくなります。血液の循環が悪くなると災害関連死に繋がる心筋梗塞・脳梗塞・エコノミークラス症候群を発症しやすくなるのです。
    災害関連死を防ぐには、普段から血圧を下げておくことが大事。
    血圧をさげるために、運動と塩分控えめな食事のほか、日記を書いて感情を吐き出す、ぽっちゃり体型に負い目を感じないこと、板チョコを3分の1おやつに食べるなどアドバイスしてくださいました!


    【今日の1曲】 涙そうそう / BEGIN

    【おまけ】偶然にも、今日のSAKIDORIメンバーはとってもカラフルでした!
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