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  • 第850回:九州大雨被害の最新情報、そして都知事選振り返り

    九州南部で豪雨による被害が拡がっています。
    『ニュースオフサイド』では、現地・熊本に電話を繋いで、被害の状況をお聴きするとともに、今後の気象情報についてもお伝えしました。
    今回の九州南部を襲った大雨の被害を、鹿児島県姶良市の湯元市長のお話を交えて、伝えてくれたのは西村志野記者。
    湯元市長によると、この2~3日は気が抜けない状況で、土砂や倒木、川の様子など注意を払っているとのこと。
    避難所ではスペースを広めにとって、コロナ対策を行っています。最大1230人を受け入れられる場所でも、およそ400人に減らしているということでした。
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    NPO法人九州災害復興支援リーダーズサミット代表・原田秀夫さんにお話を伺いました。
    原田さんは今、人吉の手前のエリアで待機中。浸水被害が甚大でいろんな道を模索しているが、シャットアウトされているそうです。
    3日からパラパラと降り始めた雨は4日には非常に強くなって、一気に韓国が出始めたといいます。
    球磨川の氾濫で、市街地だけでなく、ほとんどが全体浸かってしまいました。数年前にも氾濫があったことで、お年寄りたちが批判指示が出ていたのに慣れてしまっていたのと、コロナのことなども気にして避難しなかった方が多かったようです。
    毛布やタオル、消毒液、マスクなど、自分たちが行くために持っては行くが、現地のことが分からないと新型コロナウイルスの影響での心配事も...。

    今後の気象情報を、気象予報士で防災士の伊藤佳子記者に伝えてもらいました。
    前線の停滞が続いて、明日明後日にかけ、九州北部や東海地方でも広い範囲で大雨に注意が必要とのこと。
    繰り返しになりますが、まずは自分の住む地域のハザードマップを確認してください。
    危険な場所であれば、避難所へ。家が安全ならば自宅で安全確保を。崖から離れた二階など、垂直避難をこころがけて!
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    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    昨日行われた東京都知事選挙。結果はご存知のように現職の小池百合子さんが366万1371票を獲得し、再選。今回の選挙を振り返り、今後の東京都政の課題を考えました。

    まずは、東京都庁から吉田涙子記者のレポート。
    今回の投票率は55%、その全体のおよそ60%の得票となった小池知事ですが、これは2012年の猪瀬さんの時に次いでの得票数。
    「しっかり働けという都民の声だと受け止めている。最大限の幸せを追求していく、コロナ対策と3つの点、稼ぐ東京・人が輝く東京・行財政改革を着実に!」と述べました。また、東京版のCDCを作りたいこと、新たな補正予算案をとも語ったということです。

    つづいて、共同通信社元編集局長 後藤謙次さんは、「選挙結果は最初から分かっていたことで、小池さん 対 その他大勢という選挙になった。圧勝に見えるが、有事の際の現職というセオリー通り」と総括。
    「小池さんの真価が問われるのはこれから。すきあらば、国政に戻る気持ちもあるだろう。都知事を長くやって結果が出せないという評価を出す前に横っ飛び、というのは小池流。実に油断ならない。」と語り、選挙前の報道については、インターネットを使わない人たちも当然いるわけで、有権者の全体がどういう候補者像なのかが掴み切れなかったという点で、今後のメディアに与えられた大きな課題だともおっしゃっていました。

    山本カオリ記者には、与野党の反応を伝えてもらいました。
    ハナから与野党ともに負け戦と思っていたので想定通りの結果という雰囲気の中、宇都宮さんが2番手に入っていたことは、発言権が弱まる可能性があったため、立憲民主党にとって胸を撫でおろす結果となりました。
    また、同時に行われた東京都議会議員補欠選挙では、ダブルスコアですべて自民党が勝利。フタをあけてみたら、自民公明の強さが明らかとなり、野党は大ショック!
    コロナの状況にもよりますが、「秋に解散したほうがいいのでは!?」という声もあがっているそうです。
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    「コロナ対応だということを小池知事ご自身も受け止めている。無党派数が6割だった、これについては喜んでいいと思う。小野泰輔さんは知名度の割には健闘した。やはり維新の勢いだろう。山本太郎さんはもっと台風の目になるかと感じたが、コロナ禍では密にならないようにするということで、集会などもなかなか開けず難しかったのかも。
    小池知事が日々コロナ対応をしていたのをみんなが見ていたが、そのほかの候補者がオンラインやそれ以外にも、新しい選挙対策・手法を考えていかなければならないと思った。」と金子さん。


    石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をご紹介。
    今日は、院内感染を防ぐため、患者が自分のスマホアプリを使って看護師とやり取りできるシステムの導入進むというニュースも取り上げました。
    各病院の中で試験的に導入しているところが増えているということで、コロナ禍で対応に追われる医療従事者にとって、巡回を減らせたり、お互いにとって良い方法のようです。
    金子さんもお父様の看病をしているときに、「入院していて、小さなことでもその都度、看護師さんを呼ぶのが申し訳なかった部分もあった。これは良いと思う!」と話していましたね。
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    月曜コメンテーターの金子恵美さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
    テーマは「レジ袋有料化」
    今月からスタートしたレジ袋有料化。背景の1つに、昨年5月に政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」の「リユース」の徹底があります。
    ただ、日本におけるレジ袋は、国内で使用されるプラスチックの数%でしかなく、「プラごみ削減の意味が本当にあるのか?」という意見があるのも一理あると理解を示しながらも、「でも、環境のことを考えるほんの一歩として、わずかでも効果が出ることを期待し見守りたい。そして、プラスチック製の買い物袋の排出抑制ということであれば、ゆくゆくはエコバッグを皆さんに持ってもらう。そのインセンティブとして、エコバッグを持っている人にお得感を!これまでエコバッグを持って来た方に付与していたポイント制度などが、今回の有料化に伴って廃止されている。皆さんにエコバッグを持ってもらうためにすべきことを考えることが、プラスチックごみを減らすことに繋がるのでは?」と提案してくださいました。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    坂口愛美アナウンサーが、「プロ野球とJリーグ、今月10日から観客を入れて試合を開催する方針、改めて示す」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
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    『ニュースパレードアネックス』
    政府は今日午後、専門家会議を廃止して新たに設けた新型コロナウイルス感染症対策分科会の初会合を開きました。
    分科会は、廃止された専門科会議で副座長を務めた尾身茂氏がトップに就き、鳥取県知事や経済学者など18人で構成されています。
    山本カオリ記者のレポートによると、尾身氏との関係性は悪くなさそう。
    初会合では、今後の対策などについて議論が交わされ、大きなテーマとして7月10日に予定されているイベントなどへの参加者の人数制限の緩和について了承となったようです。
    緊急事態宣言の再発令については「最悪の場合は出すことも当然、理論的にはある」と述べました。


    放送作家でコラムニストの山田美保子さんの『芸能アラカルト』
    芸能界"復帰"を報告したばかりだった"ユッキーナ"こと木下優樹菜さん引退を発表の話題から、続く大物芸能人の退所について語っていただきました。
    それぞれ退所理由は様々ながら、SNSやYouTubeという発信ツールがあること・コロナ禍でギャラの取り分の問題・2019年11月に公正取引委員会が契約終了後の芸能活動を不当に制限することを独禁法にあたるとしたことなどが大きいそう。
    「私なんかはこれまで二人三脚で苦楽を乗り越えて頑張ってきたのに、そんなに簡単に辞めちゃうのか...って思うんですよね。こんな考えって古い人間なのかなぁ。」と美保子さん。
    ここまで大勢のタレントさんが退所するのはこれまでにもなかったことだと語ってくださいました。
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    【今日の1曲目】 hello, Dolly / ルイ・アームストロング
    【今日の2曲目】 あなたにサラダ / DREAMS COME TRUE

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