斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! 毎週月曜日~金曜日 15:30~17:50 ON AIR
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  • 第888回:23区、 "時短営業" 要請延長決定

    非常に強い台風8号の北上に伴って、近畿や東海、関東も所々で雨雲やカミナリ雲が発達し、今日は不安定なお天気でしたね。一時、激しい雨も。SAKIDORI!の放送時間には綺麗な青空と入道雲が見えていました。

    今動いている様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』

    分科会で検討に入ることになった新型コロナウイルスの感染上の位置づけ。現在の「2類相当」が引き下げられる可能性はあるのでしょうか?仮に見直した場合、一体、何が変わるのでしょうか?

    感染制御学がご専門の東邦大学教授 小林寅喆さんにお話を伺いました。

    今の「2類相当」は、SARS、MARS、結核などと同じ分類で、入院措置、隔離、就業制限などが行えます。
    無症状感染者も多いことが分かってきて入院が必要かどうかの判断や、検査の検体の取り扱いも大変ということで、「5類相当」にすることで医療体制の緩和を目指すのが狙いだろうと小林さん。
    引き下げた場合、何も制限を設けなければ、新型コロナウイルスも通常のインフルエンザと同じ扱いになり、原則7日以内の届け出で良いということになるので、きちんとしたタイミングでの全体の感染者の把握も難しくなると懸念。
    現在の「2類相当」、新型コロナウイルスの治療入院は公費負担で患者負担がほとんどありません。「5類相当」になれば、入院費用は安くはないので、基準が明確でないと受診しない方が増え、仕事に行く人も出てくるでしょう。そうして、感染がどんどん拡大。無理をすることで急激に重症化する恐れも・・・。
    小林さんは、「一律に5類にするのではなく、運用を柔軟にすべきだろう。」と提案してくださいました。

    では、新型コロナウイルスの患者を受け入れている医療機関はどのように受け止めているのでしょうか?
    豊島区にある大同病院の副院長・島本周治さんは、「これまでは、どのくらいの致死率があるのかなど分からないことも多かったため「2類相当」とされてきた。だいぶ分かってきた今、インフルエンザと結核で比べたら、インフルエンザに近いものだと私は思うので、「5類相当」で妥当だと思う。」とのこと。しかしながら、まだ、一般的なワクチンや治療薬が完成していない新型コロナ。
    「そういった治療がどの病院でも出来るようになれば、2類から5類に引き下げも大丈夫ではないか」というお話でした。
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    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    酒類を提供する飲食店などに対して、今月末までとしていた東京都の "時短営業" 要請、23区で来月15日まで延長へ。
    取材中の都庁担当キャップ・伊藤佳子記者のレポートです。
    今日開かれたモニタリング会議で、新型コロナウイルスの感染状況は前回と変わらず厳しいという結果に。都内全域で見ると、重症化のリスクが高い高齢者にも広がっています。医療体制も前回と同様、上から2番目の厳しい状況だと示されました。
    このあと16時半から小池知事は記者会見を開きます。
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    西村志野記者は、新橋駅から徒歩5分の場所にある「やきとん ユカちゃん 麻布ふじ嶋 新橋店」へ。
    お店では、各テーブルに消毒液を置くなどしっかりと対策が施されていました。
    SAKIDORI!では6月にこのお店の店主・藤嶋由香さんにお話を伺っています。その時には、従業員のお給料は貯金を切り崩して賄っているとおっしゃっていました。
    藤嶋さんに現状を伺うと、6月の段階では3店舗目の有楽町店を閉めていましたが、家賃はかかり続けるため、今は開けているそうです。ただ、銀座が復活していないので、開けてはいるが赤字で厳しい状況は続いているといいます。
    「私一人ならば、要請にも協力したい気持ちはあるが、生活がある従業員を抱えている。協力金も15万円では、一人分の従業員だって、家賃の半分だって賄えない。生きていくことを考えたら、閉められない。」と苦しい思いをお話してくださいました。
    協力金や補助金、家賃支援も申請したものの、あまりに時間がかかり過ぎており、藤嶋さんは「申請しても支援に何カ月もかかるのでは、それを待っている間、どんどんお店の寿命が縮まっている。なかなか眠れない。」とも。
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    『SAKIDORIニュースパレード』
    石川真紀キャスターが、報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をいち早くお伝えします。
    今日は気になるニュースとして「手のアルコール消毒後に花火で遊ぶときは気を付けて!」という話題をピックアップしました。
    製品評価技術基盤機構(NITE)が、新型コロナウイルスの感染予防で手指を消毒した直後は、簡単に衣服に引火するケースがあることが実験で明らかになったとして、「やけどを負う恐れがある」と注意を呼び掛けています。気化したアルコール成分が衣服の袖付近に残ることが原因のようです。消毒後に火を扱う際はご注意ください!
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    俳優の石田純一さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
    テーマは「コロナ禍でナショナリズムは進むのか?」
    コロナ騒ぎで世界のサプライチェーンが大打撃を受けています。
    需要があっても供給ができない。今まで進められてきたグローバル化にブレーキがかかっている状況です。
    そこで、自国第一という考え方が加速していく中で、石田さんは、ナショナリズムと愛国主義は違うと語ります。
    「日本を愛し、誇りを持つことは大事。それが愛国主義。一方でナショナリズムは、優位に立とうとする意味合いが含まれていて、これは危険だと感じる。自国ファーストが度を過ぎて、移民を排斥するような考え方はダメ!」
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    『SAKIDORIスポーツ』
    永野景子デスクが、「女子テニス・大坂なおみがベスト4進出を決めているウエスタン・アンド・サザン・オープンを棄権すると表明。ウィスコンシン州で黒人男性が警察官から銃撃された事件を受け、抗議のために棄権を決断したと見られる」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。

    『ニュースパレードアネックス』
    東京都が今日、新型コロナウイルス感染拡大防止策として実施してきた飲食店などへの営業時間短縮要請を、東京23区に限定して来月15日まで延長することを決めました。
    16時半から記者会見を開いた小池知事の音声を交え、伊藤佳子記者に詳しく伝えてもらいました。
    昨日午前中の段階では延長しないのではないかと見られていましたが、昨日の夕方くらいからバタバタし始め、今日の決定となったといいます。
    延長が決まった背景には、感染が収まらないことがあげられ、「まだまだ警戒を緩めてはいけない」という呼びかけの意味も込められている模様。
    ここのところ、東京都の感染者数は100人や200人台で減っているようにも見えますし、モニタリング指標の7つのうち4つは下向きになってきていますが、よくよく検査数と比べてみると減っているとは言えない現状だということです。

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    『芸能アラカルト』
    お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二さんと妻でタレントの山口もえさんが、ともに新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。日曜日の「サンデージャポン」で田中さんと共演されていた山田美保子さん。
    現在、田中さんは保健所指定の病院に3人のお子さんを含め、家族5人で入院中とのこと。家庭内感染は芸能界にも広がっています。
    相方である太田光さんは、自費でPCR検査を受け、陰性だと判明。田中さんの数多くのレギュラーを太田さんが代役するのかも気になりますが、美保子さんは「うーーーん、田中さんの役目は難しいでしょう(笑)」と、実は田中さんがアナウンサーを目指していた過去のこぼれ話もお話してくださいました。

    【今日の1曲】 最後のサーフホリデー / 杏里

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