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11月21日 町田忍コラム『学生服』

この日、スタジオに持参したのは
昭和30年代の学生服のパンフレットと
私の“うら若き”中学生時代の学生服着用の写真です。


昭和30年代のパンフレット / ビニロンは合成繊維名


中学に入学してピカピカの学生服を着たときの写真/左 は弟

今でこそ「学生服」は少なくなったが、
昭和50年くらいまでは主流でした。

  2000年代中盤で
  高校=2割、中学=7割が学生服を着用していたデータもある。

学生服のルーツは、どうやら軍服にあり
一般的に広まったのは大正中期。

なぜか生産地は岡山県に集中していて
岡山県倉敷市児島地区は、全国の生産の「7割」を誇る。

着る時には、必ず白いカラーが冷たくてヒヤッとするのだが
同時に、気分が改まった。

いつからか広がっていった学生服の<第二ボタン伝説>・・・

これは戦時中、
旅立ちの日に一番大切な人に<形見>として
“軍服”を渡したことに由来する。

そこから転じて、卒業式の日に
女子が好意を持つ男子の第二ボタンを貰う風習ができた。

なぜ第二ボタンなのか? それは心臓に一番近いから。

それぞれのボタンには
第一ボタン(自分)
2番目(一番大切な人)
3番目(友人)
4番目(家族)
5番目(謎) と、意味があった。


私が中学1年のときに買った舟木一夫さんのドーナツ盤
(サイン をいただきお宝入り)

2009年11月21日