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11月7日 町田忍コラム『牛乳瓶&フタ』

今でこそ日常的に飲まれている牛乳はですが、
初めて牛乳が飲まれるようになったのは明治10年代のことです。

その頃は高価なもので、
結核患者が療養のために飲んだり、滋養強壮的な特別のものでした。

当時は、ブリキ缶に入れられて配達されていました。

牛乳が一般庶民に広まったのは
戦後と考えてもよいでしょう。


この日のスタジオは、弘兼さんよりも先に湯原さんが立ち上がって…

牛乳は“新鮮さ”が重要です。
したがって、明治期より全国的に
配達ができる、その範囲で生産されていたことから、
結果、現在でも全国には100社以上のメーカーがあります。

私は全国を旅してそれらの牛乳瓶を集め、
現在は、北海道から沖縄まで約150種ほどコレクションしています。
 
また、牛乳の紙製の蓋(牛蓋・ぎゅうぶた)は
約40年前より収集し、約3000枚ほど集まりました。
そのほか、ふたを空ける道具もあります。

この日のスタジオには、
1958年頃の、まだビニールカバーの登場以前の
紙製のカバーも持参しました。


 

ぎゅうぶたをテーブルに広げて撮影を・・・と思ったら
勢いあまって床に撒き散らしてしまいました

 
(各画像をクリックすると拡大します)

2009年11月07日