614

1月16日 吉永小百合さんスペシャル

テーマ:『2010 新春トークスペシャル!
        団塊世代の永遠のマドンナ 吉永小百合さんが
          この番組だけに語った映画「おとうと」撮影秘話!      
            そして・・・えっ?!と驚く意外な素顔! 』    


「今も(インタビューカットを)聴きながらデレデレしていました」
「完璧にあがっていました」
「背中にびっしょり汗かいてました」
「やっぱり“後光”ですよ。後ろに光が差してました」


「いつもの弘兼さんじゃない、尋常じゃない・・・」

  今回は吉永小百合さん特集!!
  弘兼憲史さん、番組スタッフ一同、
  そして大勢のリスナーの皆さんにとっての
  長年の夢がついに実現!

団塊世代をはじめ、幅広い世代が憧れる“マドンナ”
吉永小百合さんスペシャルをお送りすることができました。

  放送では、昨年末に実現した
  弘兼憲史石川真紀 × 吉永小百合さんの
  インタビューをお聴きいただきました。

 生放送のスタジオでは
 弘兼さんが 小百合さんへの
 想いを熱く語り
 インタビューでは、
 今月30日公開の映画「おとうと」
 撮影秘話から
 プライベートの意外な素顔までを
 たっぷりご紹介!

リスナーの皆さんからもたくさんのメッセージをお寄せいただき
また、楽曲のリクエストにも時間の許す限りお応えいたしました。 



吉永小百合とラジオ

吉永小百合さんのデビューは
11才の時に出演されたラジオ連続ドラマ『赤胴鈴之助』
(弘兼憲史少年も聴いていた!)
 
吉永小百合さんに【ラジオ】との関わりを伺いました。
  
◆子供の頃・・・

吉永 「『紅孔雀』や『笛吹童子』を聴いていました。
     夕方、その時間までには遊んでいても家に帰るんです」


◆ラジオパーソナリティー・・・

吉永 「喋っちゃいけないことでもけっこう喋ってしまいますよね。
     それと、リスナーの方との距離が近い感じがするんですよね。
     一緒のところにいて、喋っていられる・・・
     一緒のものを考えていられるような空間・時間だと思います」




吉永小百合さんが語る映画『おとうと』と撮影秘話

吉永小百合さんの出演114作目となった映画「おとうと」が
今月1月30日(土)全国ロードショー公開されます。

良く出来た“姉”と、どうしようもなくダメな“弟”の姿を通して
現在の『家族の在り方』を
山田洋次監督独特の優しい目線で描かれています。
 
出演は、吉永小百合さん、笑福亭鶴瓶さん、蒼井優さん、加瀬 亮さん、
    小林稔侍さん、加藤治子さん、ほか。

弘兼 「鶴瓶さんの素晴らしい演技があったんですが
     鶴瓶さんと“フーテンの寅さん”、
     吉永小百合さんと“さくら”のイメージが重なって
     (『男はつらいよでは』)妹と兄が
     今度は逆に、お姉ちゃんと弟という形で
     どうしようもない家族の中の一人を優しく見守る・・・
     ここまでなぜ優しいのか――という映画でした」




吉永小百合さんには【撮影秘話、役作り、見どころ】を伺いました。

◆役作り1・・・(どのようにして優しい姉の役ができた?)

『男はつらいよ』で寅さんに対して さくらはいつも困りながらも
暖かいまなざしを向けていたし、
その逆、それ(妹さくらが)お姉さんになったんだな、と思いまして
たぶん、育っていくときに、
兄、姉は親からすごく褒めてもらって育っているんだけど
弟は落ちこぼれちゃって、いつも怒られてばっかりいたと思うんです。
そういうことを、何十年前もたって思い出した時に
『もっとあの子に温かくしてあげたらよかったな』という想いが
きっとこのお姉さんの中にはあると思いました。


そういう気持ちを大事にしたいと思いました。

◆役作り2・・・(笑福亭鶴瓶さんとの撮影秘話)

(本当の)鶴瓶さんはあんなに落ちこぼれていないですよね。
でも、演じていらっしゃると“愛おしい”というかね、
『こんなに愚かなことをして、なんだこの弟は』と思うけど
可愛がってあげたくなるような雰囲気が、いつもしていました。


(鶴瓶さんが)5つか6つの頃から、小・中学校・・・少しずつ大きくなっていく
写真を5~6枚もらったんです。
それが可愛いんですよ。
撮影で鶴瓶さんが出ないシーンでも
いつもそれを台本にはさんで、見ながら(撮影に臨んでいました)。


◆役作り3・・・(役と自分の一番いい関係)

役に成りきるというのも、なかなか難しくて
役にどう近づいていくか・・・
役と自分とか、一番いい関係になるか・・・というのが大事かな、
と思います。


Yoshinaga_Sayuri.jpg

(C)2010「おとうと」製作委員会
1月30日(土)全国ロードショー

映画『おとうと』公式サイトはこちら



目標は 女・笠 智衆

かつて『笠 智衆さんのようになりたい』と語られた
吉永小百合さんに、その真意を伺いました。

笠さんのお芝居って、全くお芝居をしてらっしゃらないように見えるんです。
でも、たとえば、背中に悲しみとか喜びとかが
しっかりと表現されている・・・
そういう俳優になれたらいいと思うんです。
“女・笠 智衆”になりたいと思っているんです。




より美しく・・・

石川真紀アナウンサーが憧れるのが
吉永小百合さんの所作・立ち居振る舞いの美しさ――。

  では、吉永小百合さんご自身があこがれた方は
  いったい、どなたなのでしょうか?

◆憧れ・・・

若い頃に、杉村春子さんと親子の役でご一緒させていただいて
着物の着方、歩き方、手の表情とかを拝見して『素敵だな』と・・・。
あと、2本監督していただいた(坂東)玉三郎さんの舞台を拝見して
ああいう風に、女性らしく魅せることは大事なんだな、
と思ったりします。
あとは、バレエを見たり、なるべく美しいものを見て
美しさに少しでも近づけたらいいな、
という風に思っているんですけれども。


石川 「小百合さんご自身も
     さらに、より美しいところへ近づきたい、と
     努力されてる様子がうかがえて、
     お尋ねできて本望でした」






プライベート秘話

プライベートでは「水泳が大好き」という吉永小百合さん。
『私人に返る時、没頭できる瞬間』を伺った際にも
「水泳」「スキー」というお答えでした。

◆スキー・・・

吉永 「映画の封切りが終わったら
     絶対にスキー場に行こうと、今からワクワクしているんです。
     体を動かしている時が、一番自分らしいと思うんですけどね」
 


◆コンビニ・・・

弘兼 「変な質問なんですけど・・・
     コンビニに行って買い物することはあるんですか?」


吉永 「ありますよ。
     わからないようにして行きますし、
     本の立ち読みなどもしたり・・・(笑)」


弘兼 「絶対わかると思いますけどね、
     みんな遠慮して声かけないだけだと思うんですけどね」



◆得意料理・・・

吉永 「普通のものは何でも作るんですけど
     すぐに作れる・・・揚げものとか、お肉を焼いたり炒めたり
     というのが好きですね」




吉永小百合さん出演作品 ベスト3

リスナーの皆さんの投票による
『吉永小百合さん出演作品 ベスト3』をご紹介しました。

■第3位 『愛と死を見つめて』

■第2位 『夢千代日記』

■第1位 『キューポラのある街』



◆『弘兼憲史が選ぶベスト3』

■第3位 『おとうと』
     「一番新しい作品を見まして、感動しました。
      素晴らしかったですね」


■第2位 『キューポラのある街』
     「デビューの時のあの衝撃!」

■第1位 『夢千代日記』
     「僕にとって吉永さんが一番輝いていた時代です」





お送りした曲目

伊豆の踊り子 / 吉永小百合
  (弘兼セレクション)
寒い朝 / 吉永小百合、和田弘とマヒナスターズ

いつでも夢を / 橋幸夫、吉永小百合

勇気あるもの / 吉永小百合、トニーズ

マロンの恋 / 吉永小百合
  (弘兼セレクション)
夢千代日記 / 吉永小百合

愛と死のテーマ / 吉永小百合


インタビューを終えて 夕日を眺める弘兼憲史、石川真紀



吉永小百合さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。

2010年01月16日