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3月27日 町田忍コラム『エチケット袋』

海外旅行が一般的になったのは30年程まえのこと。

私が初めてヨーロッパへ旅たったのが1972年。
まだ羽田空港からだった。
JALのDC8という飛行機だった。パスポートも現在のとは異なり、
写真もただ糊付けされた簡単なものであった。

それ以降海外に行くたびに記念に
機内の「エチケット袋」を集めるようになった。

現在ではもう300枚程に増えた。

漫画家の友人の、やくみつるさんにも協力してもらい、
珍しい国のものもだいぶ集まった。

エチケット袋は
基本的には機内で気分が悪くなった時に使用するためのもので
「嘔吐袋」という文字の入ったものもある。
それぞれのお国柄がでていて興味深い。

その他、機内ではいろいろなモノがタダでもらえる。
もっとも、これにもコツがあり、座席でなく、
客室乗務員のいるバックヤードにいっていただく方がよい。
そうでなければ、他の乗客も欲しがってしまうためである。


(写真左:左=グレーのハングル文字は北朝鮮のもの)

2010年03月27日