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3月6日 町田忍コラム『カストリ雑誌』

今回は、終戦直後から昭和20年代を中心として出版された
「カストリ雑誌」を紹介します。

“カストリ”とは粗悪なアルコールで造られたお酒で
「3合飲んだらつぶれる」ということから
「3号続いたら廃刊となるくらいの短命な雑誌」
という意味がありました。

内容は、主としてエログロ。
戦前まで抑圧されていた性文化が
一気に陽の当たる場所に出たかのごとく
おおくのカストリ雑誌が登場しました。

今回持参したものは、
昭和22(1947)年の「猟奇」
昭和24(1949)年の「夫婦生活」
昭和25(1950)年の「性文化」
昭和26(1951)年の「笑の泉」
昭和28(1953)年の「内外特報」などです。

 
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終戦直後のものは、
まだ紙が配給制であったこともあり、紙質はかなり粗悪です。

執筆者の中には、
森繁久彌、海音寺潮五郎、丹下キヨ子、柴田錬三郎、渡邊はま子など
著名人も登場していました。

値段は、20円くらいから100円ほどですが
これは現在に置き換えると5,000円以上と、かなり高価なものでした。

2010年03月06日