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8月27日 桂 三枝師匠の名言

桂 三枝師匠の好きな言葉
 
    『座ぶとんの上に広がる 笑宇宙』
 
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落語というものは、座布団の上で、扇子と手ぬぐいだけで、
いろいろ・・・空の上であったり、海底であったりを表現できますから、
すばらしい芸だと、自分では思いますね。
 
この世界に入って、よくここまでやれたなと思うのは・・・
野球選手だったら40歳前、30歳くらいがピークで、
相撲取りなんかもそうですけど、
落語は「70」とかいうと、まだまだこれから先が長いですからね。
 
僕は60になった時に、
米朝師匠が「落語家としてはこれからやなぁ」とおっしゃったんですね。
 
60になって、これからやることが多いというのも
素晴らしい人生だな、と――。
あとは健康に気をつけて頑張っていきたいと思いますけど。
 
弘兼 「『50、60、鼻たれ小僧』っていう言葉がありますからね」
 
おっしゃるような感じだと思いますね。
この頃、やっと落語の面白さ・楽しさがわかってきて、
稽古をするのも楽しくなりましたからね。
 
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石川 「『桂三枝』師匠のサインは来年の夏まで、ということになるんですよね」
 
三枝 「まだ『文枝』のサインは考えてないもんですから・・・(笑)」
 
石川 「これは貴重なものになりますね」
 



団塊ホームルーム ~ ゲスト・クエスチョン
 
  ◆ 桂 三枝師匠への10 Questions ◆
 
Q.何度も何度も観ている、好きな映画を1本挙げてください。
A.「『ウエスト・サイド物語[ストーリー]』と『カサブランカ』」
 
Q.子供の頃、憧れていた職業は?
A.「お笑いの世界」
  一人っ子だったものですから、今と違ってゲームもないんで
  ラジオでした。
  小学校6年生の時『お父さんはお人好し』という
  公開録音を見に行って『楽しいな』と・・・
  僕のような、その頃 小学生の“子供が憧れた芸人”
  というのになりたいな――と。
  子どもからお年寄りまで好かれる、芸人になりたいなと思ってきましたね。

 
Q.今 思い出しても赤面してしまう恥ずかしかったことは?
A.失敗の少ない方で・・・「あまりない」ですね。
 
Q.出演された人気番組のひとつに『クイズ!年の差なんて』がありますが、
  最近、とくにびっくりした世代間ギャップは?

A.「若い女の人の、よう わけのわからんファッション」ですね。
  スカートをはくならスカートにしてほしい。
  レギンスかなんか知らんけど、パンツならパンツにしてほしい。
  どっちやねん――と。

 
Q.もう一度、会って話がしてみたい人物はどなたですか?
A.「藤山寛美先生」
 
Q.何かジンクスはありますか?
A.「“この扇子を持ってた時は良かったから
   その扇子を持って出る”」とか ありますけど、ほとんどないですね。

 
Q.“なくて七癖”といいますが『できれば辞めたい』と思っている自分の癖は?
A.物事が長くできなくて、すぐ飽きて、すぐ次のことをやるんですけど
  それは別に「『直したい』と思ってない」ですね。

 
Q.『こういう人は苦手…』と思うのは どんなタイプの人ですか?
A.「偉そうにしはるような方」は多分苦手やと思いますね。
 
Q.師匠からお子さんへ、メッセージをお願いします?
A.『好きなことやりぃや』
 
Q.これまでの半生で、一番の不思議体験は?

A.「あんまりない」ですね。
 
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桂 三枝師匠が初めて買ったレコード
 
ローハイド / フランキー・レイン
 
16歳くらいの頃、家に脚付きのステレオが入ってきて
EP盤より、
ペラペラのソノシートみたいので買ったんかどうかわかりませんけど
『ローハイド』っていう・・・テレビで向こうの映画が入ってきて、
クリント・イーストウッドが牛を追いながら旅するやつを買いました。
 
♪ローレン ローレン ローレン というのを
一生懸命“カタカナ”で聴きながら・・・。
 
(このあと 三枝師匠と弘兼さんの『ローハイド』談義が続く )
 
  ≪ 曲後 ≫
 
(歌詞と“カタカナ”での聞こえ方、日本語訳について・・・)
 
“ノルマンヘルマン”と書いとったんですけど、
どれが“ノルマン”になるんですか?
 
弘兼 「『♪Move 'em on, head 'em up』・・・でしょうね」
 
“ノルマン”がどれが“ノルマン”なのか・・・・・・??
 
弘兼 「空耳でしたね」

2011年08月27日