614

4月18日 ゲスト:宇崎竜童さん

■4月18日 ゲスト:歌手・作曲家・俳優宇崎 竜童さん。

■テーマ:『音楽は神様からのいただきもの!
     永遠のロックンローラー宇崎竜童は 今日も荒野を目指す』

Uzaki_090418_01.jpg

団塊世代にとって“兄貴”的存在、昭和21年生まれの
宇崎竜童さんをお招きして、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド活動秘話、
作曲家として69曲を提供した山口百恵さんのエピソードや
奥様の阿木燿子さんとの馴れ初め…などをたっぷり伺いました。
 
____________________________

「先生、エルビスは“ロックンロール”です」

宇崎さんが物心がついて初めて聴いた音楽は、
年が離れた兄姉の影響でカントリー&ウエスタン
そして最も影響を受けたのは小学3年生の時に出会ったエルビス・プレスリー
その中でも「ベスト」は?

宇崎 「ハウンド・ドック」「ハートブレイク・ホテル」「ラヴ・ミー・テンダー」
    「All Shook Up」・・・もう(どれがベストとは)言えない。

「流行歌、歌謡曲」を歌うことが禁じられた学校で、エルビスを口ずさみ
怒られている最中「先生、あれは流行歌ではありません。ロックンロールです」
と言ってよけいに怒られた――というエピソードも。
____________________________

カッコ悪いものがカッコいい!「つなぎ」ルック誕生秘話

ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのつなぎルック
メンバーの一人が、つなぎを着る仕事をしていたことから、
“カッコ悪い”と思いながらもライブで着てみたところ…
「カッコ悪いのがカッコいいんだ!」と思わぬ好評。
1着3500円という“安さ”も決め手となって
「これはいい!」と、デザインを加えて“正式ユニフォーム”に。
____________________________

“港のヨーコ” 仰天!誕生秘話

「あれは歌にならなかったですね」と語るのは
1975年4月に発表された「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」
「歌」にする前提で奥様の阿木燿子さんが作詞をしましたが・・・

宇崎 「♪ちょっと前なら」と“始まりがハネている”ので
    何度 曲をつけても「スーダラ節」になっちゃうんです。

 ♪ ちょっと一杯のつもりで飲んで (スーダラ節)
 ♪ ちょっと前なら覚えちゃいるが (港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ)

この曲は、小学生の時に聴いていたカントリー歌手の
ジョニー・キャッシュが音楽をバックに語り、
最後に ひと節歌う“トーク・ソング”がヒントになったのだそうです。

宇崎 だから「♪港のヨーコ・・・」の
    “2小節”しか作曲してないんです。
    ちゃんと印税はいただいたんですけど。
____________________________

絶対ヒットしなければいけない――山口百恵さんに69曲提供

作曲・宇崎竜童&作詞・阿木燿子コンビと山口百恵さん――
この“黄金のトライアングル”は日本の歌謡史に燦然たる足跡を残しました。
百恵さん17才から21才の引退まで、提供した楽曲は
シングル、アルバム合わせて69曲(シングル33曲中13曲)。

17才といえば まだ「子供」というイメージがありますが・・・
“自分の殻をもち、すごくしっかりしている”
“くじけない、向上心がある、いつもどこかで勉強している”

これが宇崎さんから見た「山口百恵さん」の人物像。
「赤いシリーズ」にも出演して“超”多忙の百恵さんでしたが
レコーディングには、しっかりと練習をして臨んでいたそうです。

宇崎 「やっと この曲がヒットした」と思ったら次の曲・・・
    絶対ヒットしなければいけない不文律があって毎回 大変でした。
____________________________

阿木燿子さんとの素敵な夫婦関係

「結婚することになってると思うんだけど」

大学時代、同じクラブのメンバーとして18才で知り合った
宇崎竜童さんと阿木燿子さん。

宇崎さんが結婚の意思を伝えたのは、3回目に二人だけで会った時でしたが
結婚は「決まってること=運命」として捉えていたそうで、
18才で知り合い25才でご結婚されるまで7年間繰り返し
「結婚する」と語り続けたのは決して“押しの一手”ではなく、
「タイミング(が合わないだけ)なんだろうな」と思っていたのだとか。

  阿木さんと結婚しない人生を歩んでいたら
  「どうしようもない人間になってたと思う」と語る宇崎さん。
  自分では答えを出せないことがあれば阿木さんに相談し、
  阿木さんが料理の新レシピを「食べたいですか?」と問えば
  「はい」と答える――など、素敵なご夫婦の関係を披露してくださいました。

石川 胸いっぱいになりました
____________________________

団塊ホームルーム

“学級委員長・町田忍くん”が紹介するレトログッズを題材に
当時の“空気感”を追体験する「団塊ホームルーム」では
昭和30年代後半のレコードプレーヤー、メンコがスタジオに。
実際に「いつでも夢を」(橋幸夫、吉永小百合)のドーナツ盤をおかけすると
「ゴトっ、ゴトっ」と味わい深いターンテーブルの音が。

 多くの家庭からその姿を消した
 レコードプレーヤー。
 最近では “復刻版”プレーヤーが
 発売され、かつて夢中になって聴いた
 思い出のレコードを捨てられない人を
 中心に、人気商品となっています。

中にはレコードの音をCDにダビングできる機種もあり
宇崎竜童さんも、お気に入りのレコードをCD化しているそうです。

 
(画像をクリックすると大きく表示されます)

一方のメンコは、町田さんが実際に使い込んだもの。
1枚のお値段は?という話題になると・・・

町田 全然覚えてないですね。買った記憶がない。
    自分で“勝って増やして”いったんです。

勝つためには“ロウをたらして重くする”“油を染み込ます”
“曲げる”“鉄板を入れる”など知恵を絞った当時の子供たち。

石川 そういうことしていいんですか?!
弘兼 いいんですよ、この世界は!
    “シンプル”なだけに遊び方をいろいろ工夫をしたんでしょうね。

当時の遊びを懐かしんで盛り上がる3人の言葉を失わせたのは
団塊ジュニア世代・石川真紀ぴょんの次のひと言。

石川 「博物館」で見たものが、みなさんの生活に浸透していたんですね。

Ishikawa_090418_02.jpg
____________________________

宇崎竜童さん 最新情報

テレビ出演  

NHK総合「ゆうどきネットワーク」

 5月1日(金)16:50~18:00
 『うちへ帰ろう』のコーナーに生出演されます。

ライブ

「宇崎竜童 VS 横田明紀男
  2DAYS at november eleventh1111 DINNEWR SHOW 」

 
 4月23日(木)24日(金)
 会場:ライブ&レストラン ノヴェンバー・イレブンス1111
 ※「立ち見」チケットが残りわずかとなっています
 ※お問い合わせは 03-3588-8104
 
「岩城滉一&宇崎竜童」

 ・7月20日(月)21日(火)場所:ビルボードライブ大阪

 ・7月25日(土)26日(日)場所:ビルボードライブ福岡

いずれも詳細は宇崎竜童さんのオフィシャル・ウェブサイトをご覧ください
____________________________

■弘兼憲史 最新情報

Hirokane_090418_01.jpg

4月23日 木曜日発売の「モーニング」では表紙と巻頭カラーで
『社長 島耕作』の初芝五洋ホールディングス社の
新社名&新ブランド名が大々的に発表されます。

この日、弘兼さんからは次のようなヒントが。
・「5文字」 ・「ECO」を含む。

賞金100万円が贈られる採用者についても
かなり絞り込めるヒントをおっしゃっていましたが
こちらは「週刊モーニング」でご確認を。
実際に『社長 島耕作』の作品内で使用される新社名は
何になるのか?! どうぞご注目ください!

dankai_090418.jpg
この日の放送を終えて

2009年04月18日