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4月18日 宇崎竜童さんの名言

「降ってくる 譜 をキャッチして…投げつけて…
 こんなメロディが出来た! 最後は神頼みです」

さまざまなジャンルで、多彩な曲のイメージを生み出している宇崎竜童さん。

宇崎 欲が深いんですね。
   いろんなものを作りたい!(ひとつに)こだわるんじゃなくて、
   音楽に関する“首を突っ込める”ところは どこでも突っ込みたい。

こう語る宇崎さんですが、楽曲はどのようにして生み出されているのでしょうか。

作曲の依頼を受けた際には、「作曲:宇崎竜童」とクレジットされることから
「人とは違うものを!自分なりの解釈を!」と意識するですが「できねぇ!」と思う時には…

宇崎 “自意識”を捨てちゃうんです。
    (そういう時は)僕が作るんじゃないんです。
    “降ってくる”ものをいただいて、僕は媒体になればいい、
    という諦めをもった時に
    「こんなメロディができた!」とポロッと出てくる。

    楽譜の1個1個の「譜」が“降ってくる”感じで
    それを“キャッチ”して、五線紙の上に“投げつけて”
    「音」にしてみたら「こんなメロディができた!」
    ということがよくありました。

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2008年に発表されたジェロさんのデビュー曲「海雪」は、当初は
違うメロディだったそうですが、ディレクターの『サビをたたみこんで』
という注文に「“たたみこむ”ってどういうこと?」と思いながら・・・

宇崎 最初のメロディを忘れて「とにかく何かたたみこまなきゃ」と思ったら
    「♪タララ タララ タラタラタ」 (♪あなた おって 出雲崎)
    と“きた”んで、最初のメロディとくっつくかな…と。
    2曲作った感じですね。
    そういう作り方をする時もあります。最後は“神頼み”ですね。

2009年04月18日