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8月22日 風間杜夫さんの名言

(テレビドラマと舞台の違いは?)

俳優の仕事は基本的に舞台も映像も一緒だと思うんですけど
舞台は“アップ”が効かないんです。

  後ろの方で見ている方も、前で見てる方も“角度”を変えられません。

舞台の方が多少テンションが上というか
温度が上といいますか、デフォルメといいますか…
特に つかさんの場合はそうでした。

  お客さんに“伝える”“届かせる”という意味では、
  映像はアップで拾ってくれますが
  舞台はお客さんに全部“開いて”見せていく、
  “届けていく”っていう違いがあります。

  
石川「“舞台では大きくやらないと映えない”と
     指導をされる方もいらっしゃいますよね?」

帝劇、日生劇場といった大きな劇場では、
大きな空間を、どういう風にお客さんに広げていくか
ときちっと演出される演出家もいれば、
岩松了さんは、むしろ、そういうことの“わざとらしさ”を拒否して
『後ろ向きでもいいからセリフを言え』『あんまり前を向くな』
・・・というようなセンスの演出家もいますよね。

風間杜夫さんの好きな言葉

『シンプルな日常』
 
ホント、困るんです。
好きな言葉とか、「“座右の銘”を書いてください」とか(言われても)
そんなのないんで・・・。
さっき(CM中)弘兼さん、面白いこと言いましたね。

  弘兼『座右の銘』を書いてくれ、って言われたら
      『雑煮うめえ』って書いた…(笑)(という話をしました)」

  石川 「あぁ・・・。」
 
 
僕は最近、本当にこう思うんですけど
60になったからってわけじゃないですけど
“シンプルな日常”といいますか『日常』という言葉を
大切にしたいな、と常々思うようになりました。

  足元をきちっと見つめるというか、
  日々の営みを“流さない”で
  きちっ、きちっと生きていきたいな、という心境でいます。

演劇の世界は非日常ですから
非日常の世界に飛ぶには
普段の日常生活をきっちり普通に、当たり前に過ごしていないと
その“落差”っていいますかね。

  非日常に飛ぶためにも、きちっ、きちっと毎日を…
  (過ごしていないといけない)

道徳的、倫理的というわけじゃなくて
流さないで自覚的に生きたいということです。
そんなことを生意気にも思ってます。

(画像をクリックすると拡大します)

(大竹まことさんへのメッセージ)

メッセ―ジ?・・・そうですか・・・えぇ・・・あの・・・
「会いたい」と言っておいてください。

  今度、きたろうが出てる芝居を観に行こうと思ってますので
  大竹や斉木が暇だったら
  一緒に観に行きたいなと思います。

2009年08月22日