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9月26日 町田忍コラム『招き猫』

現在では広く招福として知られている『招き猫』の発祥説は色々あるが
中でも有名なのが「豪徳寺」説

江戸初期、井伊直孝が鷹狩りに来ていたとき、
小さな寺の門の前で猫が招き入れる姿をみて
寺に入った途端に雷鳴が鳴り響き大雨となったという。

そして、その寺のご住職と親しくなり、
以降、井伊家の菩提寺となって『豪徳寺』は栄えたという。

現在でもこの時の猫と伝えられている
「たま」の墓が同寺にある。


▲写真右の白い招き猫人形は現在、豪徳寺のみで入手できるもの

招き猫の中で
左手をあげているものは人を招く。
右手をあげているものはお金を招くとされている。

ほかに、金色もお金を招く、
黒色は魔除け、赤色は無病息災の色とされている。

最近は色々なタイプが登場しており、
アメリカに輸出する招き猫は小判のの文字が『$』になって
招く手も手のひらが上向きとなっている。

また、両手をあげたもののほか、ユニークなものも見かける。

2009年09月26日