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12月19日 町田忍コラム『カメラ』

この日の持参グッズは
<2眼レフカメラ><昭和30~40年代のカメラ2台>
<現在も使用している名機「1970年製の“ニコンF”」>
<昭和28年に“ハワイに郵送して”現像してもらった、私が被写体の写真>


 
 ※レンズが縦に2つ並んだ2眼レフは昭和30年頃
  他は、それ以降
  黒い「ニコンF」は1970年製で、私が現在でも使用しているカメラ。
 ※白黒写真は昭和27年に、2眼レフカメラで写したもの
  カラー写真は昭和28年に、ハワイに送って現像プリントしたもの。
  (まだ下駄に足袋)

カメラが一般大衆に普及したのは昭和40年前後と
実は、その歴史は新しい。

戦前(昭和初期)の<ライカカメラ>は
家一軒程度の高価な値段がした。

昭和32年
一般的に、カメラの値段は3万円(現在の価値で約60万円)ほどしたが
松島トモ子さんが宣伝に登場した「フジペット」は
当時1950円という
画期的に安いカメラとして子供たちに絶大な人気を誇った。

団塊の世代にとって懐かしいカメラといえば…
 
○二眼レフタイプ:レンズが縦横に並び、写すと正方形な写真ができた
 
○オリンパス ペンEE:60~70代に登場したハーフサイズカメラ
 
 固定焦点、シャッタースピード1/60秒 露出自動調整
 シャッターボタンを押すだけで、誰でも簡単に美しい写真が撮れた。

 
昭和30年代はフィルムも高価で
「36枚撮り」が現在の3000円
「カラー20枚撮り」が現在の12000円ほどの値段だった。

やがて、一家に1台から 一人に1台
そして、一人で何台もの時代となっている。

2009年12月19日