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8月28日 弘兼憲史 放送後記

◆特集!昭和の爆笑王 林家三平伝説 /
 ゲスト:海老名香葉子さん、九代 林家正蔵さん、二代 林家三平さんの回◆

 
三平師匠は、
持って生まれた…体に染みついたお笑いというのがあったと思いますね。
本当に“天才”だったという気がしますね。
 
(二代 林家三平さんに対して)
 
林家三平さん、私の漫画のドラマに出ていただきましてありがとうございます。
『島耕作』シリーズに出ていただいて、
ただ、イヤなヤツの役で・・・(笑)
でも、すごく評判で、よかったです。
現実の三平さん(当時 林家いっ平さん)とギャップがある――
人を裏切る役で、それが妙にリアリティがあって、
ものすごく評判が良かったんです。
 
でも(撮影)現場に一回も立ち会ったことがないんで・・・(苦笑)
 

 
(「ねぎし三平堂」からの生中継を終えて)
 
きょうは“人情”というものに触れた気がしました。
 
「ねぎし三平堂」は本当に雰囲気のいいところでして、
ここで番組を放送させていただきまして、
こっちも一緒になって大笑いさせていただきました。



弘兼語録
 
 ◆漫画の下書きは・・・捨てる?保存する?
 
   (初代 林家三平さんの日記、台本、資料などが保存されていることに対して)
 
   僕は自分で描いた下書きとか、バンバン捨てていくんで、
   なんにも残ってないんですよ。
 
   (生放送中に かばんの中を探して・・・)
 
   僕らは漫画を描くときに、こういう絵コンテを描くんです。
   こういうのを見ながら下書きしていくんです。
   これは電車や車の移動の中でできますんで、常に持ってるんです。
   終わったら全部ゴミ箱に捨てますから・・・
 
  「もったいない!」海老名香葉子林家三平=声をそろえる)
 
   ・・・でも、何が何だかわけがわからないでしょ。
   僕にしかわからないです。
 
   石川 「走り書きでもきれいな文字です」

   海老名 「そういうのは とっておいたほうがいいですよ。
         ぜひ残しておいてください」

 
   林家三平 「先生、これが本当の“かみわざ”です」
 
   これからそうしようかな(笑)
 



弘兼セレクション
 
  ◇ヨシコさん / 林家三平

2010年08月28日