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4月23日 庶民派グルメシリーズ 蕎麦特集!

テーマ
  百花繚乱!いま花開く新たな蕎麦伝説 』

 
庶民派グルメシリーズ第2弾!
 
昨年末の「ラーメン」特集に続いて今回は「蕎麦」を徹底特集!
 
スタジオゲストは、「dancyu」をはじめ様々なグルメ雑誌に、
数多くお蕎麦の記事を寄せている
“食のエッセイスト”宮下裕史ゆうじさん。
 
  さらに「団塊倶楽部」グルメシリーズといえばこのひと!
  俳優の阿藤 快さんが番組前半は
  東京・浜松町の文化放送周辺の おそば屋さんから中継リポート。
  後半には、でき立て おそばの“出前配達人”として(?)スタジオに合流。!
 
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リスナーの皆さんに参加いただく企画は「ラーメン」特集に引き続き
生放送ならでは楽しさ――
出題と応募から まもなくして正解と当選者を発表する○×クイズを実施。
 
  そして“そば食いの弘兼”を自認する弘兼憲史さんの
  止まらない そばトーク(&オヤジギャグ)・・・。
 
  聴けばきっとそばを食べたくなる(はずの)
  2時間の蕎麦特集をお楽しみいただきました。
 
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お店の自家製粉によって、個性豊かな蕎麦の世界
 
「優れた職人の数だけ、優れたそばがある」(宮下)
 
自家製粉の お蕎麦屋さんでは、
粒子の粗さ・細かさ、使用する部分に工夫をこらすなど、
製粉の方法によって個性を出すことができます。
 
宮下 「自由自在にいろんな そば粉を自分で作ることで
     そばのバリエーションも広がるし、
     個性も出てくることになりますね」

 
“食のエッセイスト”宮下裕史さん
 
“手挽き”にこだわる職人さんのエピソードとして宮下さんは
岐阜県下呂温泉の仲佐[なかさ]を紹介してくださいました。
 
「仲佐」の店主は毎朝3時間かけて
その日必要な そば粉を石臼で挽いているそうで・・・
 
宮下 「手挽きじゃなければ気がすまない…。
     石臼を回している右腕だけが筋肉隆々になっています」

 
宮下裕史さんと一緒に
蕎麦特集!

“更科”と“田舎そば”
 
石臼で蕎麦を挽き、芯から出た白い粉(一番粉)が「更科」
 
弘兼 「そばの香りはあまりしないけど、
     上品な甘みがあると聞きました。
     (一番粉の)あとの、そば殻も一緒にすりつぶしたものは
     黒っぽい“田舎そば”と言われていますけど、
     こっちの方が香りが強くて(人それぞれ)好き好きありますね。
     僕は“田舎そば”も好きですね」



そばを おいしくいただく食べ方
 
そばの食べ方について、宮下裕史さんは
「人それぞれ好きな食べ方でよい」――と前置きした上で、
そば職人の方が「このように食べてほしい」と考える
“食べ方”を次のようにご紹介くださいました。
 
◆速やかに、勢いよく、すする ⇒ そばの 香りがたつ

宮下ズズっとやってくれる女性に対しては
     そば職人さんが揃って
     『惚れる』と言いますね」

 
◆そば猪口を口元に運ぶと、
 すすった際につゆが飛び散ることを防ぐことができます

 
◆そば猪口の つゆの中に そばをつけこむのは…NO
 
宮下 「あれをやって帰りに『おいしかった』と言われても
     『信じない』って言ってます」

 
弘兼 「東京のそば屋さんは、つゆが辛くて
     つけちゃうと辛すぎるという面があります」

 
◆つゆをつける量は、自分で加減しましょう
 
弘兼 「食通の池波正太郎さんが『そばの食べ方を書いていては、
     『まず、つけずに食べる』
     『噛むのは3回程度で、飲む』(のどごしを楽しむ)
     『そばつゆは“潤滑油”程度』
     『そばを ひとくち程度とり、3分の1くらいつけて
      ズッ、ズッ…と2回ですすれ』とものすごく細かいんですよ」

 
石川 「本当に“そば食いの弘兼”だってことがよくわかりました」
 
石川真紀アナウンサー そばの食べ方について語る弘兼憲史さん
 
弘兼 「若い頃は食べ歩きましたから」
 


文化放送ソバの そば
 
グルメリポーターとしてもおなじみ、
「団塊倶楽部」には3度目のご登場――阿藤 快さんが
番組前半では、文化放送の そば(近く)のおそば屋さんから
中継でリポートを届けてくださいました。
 
1軒目は立ち食いそば屋さんの『めん庵』
(東京都港区浜松町1-2-8)
 
阿藤 「立ち食いそばだけど、もりそばに生めんをつかっているんです」
 
オフィス街の一角にある『めん庵』は、
“安さ”“メニューが豊富”であること
“テイクアウト”できることなどで喜ばれています。
 
  また、注文を受けてから作り
  茹で上げ時間「2分50秒」の こだわりをご紹介いただきました。
 
阿藤 快さんは1軒目にリポートした立ち食いそば屋さん
『めん庵』のカツ丼をスタジオに届けてから2軒目のお店へ。
 
『めん庵』のカツ丼を届けてくれたのは阿藤さん

いただくのは・・・
若手スタッフ?!
CM中に弘兼さん、スタッフがいただいた後、
生放送ではスタッフ宮川くんのお腹におさまりました。
カツとご飯をよく噛みながら・・・コメントも噛みながら・・・
「卵が…あって(合って?)おいしいです」(宮川)
 
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12時過ぎには、お昼時で賑わう
『芝大門 更科布屋』からのリポート。
(東京都港区大門1-15-8)
 
『芝大門 更科布屋』さんの創業は1791年――。
 
七代目店主・金子栄一さんにお話を伺いました。
 
“更科そば”は、
そばの実の芯に近い部分を使った、白く、口当たりのいいそば。
 
  日本酒の“大吟醸”と同じように
  使われる粉は、全体の20数パーセントしかないのだそうです。
 
つゆの特徴は、濃厚で甘みがあること。
 
阿藤(ひと口すすって) う~ん、いいなぁ!
     おつゆもそうですが、そば自体も甘みを感じますね」

 
金子 「つゆの甘さは、お砂糖ではなく、
     ダシを濃くとることで、
     お醤油の塩加減を消し甘みを増やす――ということなんです」

 
    「“おそば”と“おつゆ”は二本柱――両輪ですから
     双方、負けない“バランス”を持たないといけません」

 
また、金子さんは3年前
更科そばに四季折々の素材を練りこんで作る“変わり蕎麦の本
『さらしなの暖簾に伝わる 変わり蕎麦』を発表(共著)。
 
金子“変わり蕎麦”
     職人の“遊び心”と“技術の競い合い”――。
     季節感を入れることができますので、
     春は春、夏は夏の おそばを楽しんでいただけると思います」

 
阿藤 快さんと一緒に
『芝大門 更科布屋』店主・金子栄一さんが
スタジオに そばを届けてくださいました
 
『芝大門 更科布屋』さんは文化放送のすぐ そば(近く)ということで
中継をつなぎ終えた後、生放送中のスタジオに
4月の変わり蕎麦「よもぎ」「唐辛子」と、「更科そば」を
届けてくださいました。
 
『芝大門 更科布屋』の
三種類の蕎麦をいただく
弘兼憲史さん
スタジオに出前が到着
『芝大門 更科布屋』の三種類の蕎麦をいただく弘兼憲史さん
 
阿藤 快さん 『芝大門 更科布屋』店主
金子栄一さん
(左)前半は中継リポートを担当した阿藤 快さんがスタジオに合流
(右)文化放送の“そば”(近く)の『芝大門 更科布屋』店主・金子栄一さん
 
『芝大門 更科布屋』さんのホームページはこちら 


そばクイズ
 
去年12月のラーメン特集に続いて、リスナー参加型のクイズを実施。
 
  今回は「そば」に関する○×クイズを出題しました。
 
○の札にイラストを加えた弘兼憲史さん
  
Q.江戸時代、「引越しそば」を配る枚数は、
  【大家さん:5枚、向こう3軒両隣:2枚】と決まっていた――(○?×?)
 
  【正解】・・・○
 
Q.お蕎麦屋さんの符丁で
  お蕎麦の量を、普通より少な目に盛って出すことを
  「ウメ」という――(○?×?)
 
  【正解】・・・X (“さくら”または“きれい”)
 
Q.(“蕎麦をすする芸は日本一”柳家小さん師匠の「時そば」をお聴きいただき)
  蕎麦は つゆにどっぷり浸けるは“粋ではない”と言われ、
  小さん師匠もそれを実践していましたが、
  晩年に「汁を最後まで付けて食ってみたかった」と言っている。
 
  【正解】・・・○
 
Q.鴨南蛮の“南蛮”とは「蒲鉾」のことである――(○?×?)
 
  【正解】・・・X (ネギ)
 
Q.お蕎麦にまつわる言い伝えで
  うどんは太いから一度に三本ぐらいずつ、蕎麦は細いから六本ぐらいずつ
  口に運ぶのがちょうど良いとされている――(○?×?)
 
  【正解】・・・○
 
“被災地に元気を!”の思いをこめて
正解された方の中から抽選で、被災地の名産品をプレゼントいたしました。
 
たくさんのご参加、ありがとうございました。


お送りした曲目
 
わな / キャンディーズ
  (弘兼セレクション)
おまえに / フランク永井
  (弘兼セレクション)
花の名 / BUMP OF CHICKEN
 
AS TIME GOES BY / フランク・シナトラ
 
なみだの操 / 殿さまキングス
  (弘兼セレクション)
つめたい部屋の世界地図 /井上陽水 
 
When You Wish Upon A Star 星に願いを / ビリー・ジョエル 

宮下裕史さん、阿藤 快さんの名言・好きな言葉(そばに対する想い)はこちらをご覧ください。
 
過去の放送レポート バックナンバーはこちら

2011年04月23日