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3月10日 石川真紀 放送後記

◆ゲスト:細野晴臣さんの回◆
 
平均すると、
私たちは一生のうち
3分の1を寝て過ごすと言われますが、
細野さんの座右の銘のように
ほとんどを睡眠と居眠りで過ごすと、
人生を夢見るように堪能できてしまいそうです。
 
東日本大震災から1年。
発災直後の昨年4月、
曰く「迷いながら」リリースされた
アルバム「HoSoNoVa」のプロモーションを兼ねて
メディア露出されるようになった当初を振り返り、
細野さんが仰った言葉、
「どんな風にきかれ、
 どう答えたら良いのかわからなかった」

 
(私は、この‘きかれ’に、
 音楽をどう聞かれ、と、
 記者やインタビュアーからどう訊ねられ、と、
 両方の意味が込めらてれていると感じました。)
 
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それがやがて、
「こういう時期に皆さんに向かって話が出来るのは、
良い機会だと思うようになった」

という所まで達観されたのは、
細野さんの人間力の成せる技であり、
インタビュアーとしては、
当事者ご本人がお話しになりたいことを
ご自身の言葉で話していただけるように、
努めなくてはならないという思いを
新たにしておりました。
 
程好くブレた大人を目指して、
道草しながらの人生を歩みます。
 
 
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2012年03月10日